Facility Guide
「クリニカルパス」は、従来、個々の医療機関、医療者によってバラバラであった治療手順を科学的根拠かつ自院の現況もふまえて標準化し、目標(アウトカム)設定のもと効率的な現場運用を図ることを目的とした臨床プロセス促進ツールです。
当院では「院内クリニカルパス」と「地域連携パス」を利用しています。
当院では現在、171種類のクリニカルパスを診療で利用しています。
2023(R5)年度は7,388件/年間退院患者16,511件、使用率44.7%でした。
地域連携パスとは、急性期病院、回復期病院、診療所等が連携を図り、患者さん自身が冊子(パスポート)を持ち運ぶ形で診療情報の共有化を目指していくものです。病院間での機能分化によって、適切な医療の提供と在院日数の短縮が期待されます。当院では5種類の地域連携パスを運用しています。
大腿骨近位部骨折で人工骨頭置換術、または骨接合術を施行した患者さんに対して、継続的な医療を提供することで、再骨折予防へと繋げます。
【書式】
最終更新:2023年10月23日
当院ならびに聖隷浜松病院が中心となって「脳卒中の地域ネットワークを考える会」が立ちあがり、「静岡県西部広域脳卒中地域連携パス」を作成、運用しています。医師会を中心とした診療所、訪問看護ステーションや在宅支援センターなどの職員の方々と、脳神経外科、脳神経内科の医師が共同して、地域における脳卒中患者さんの自立を支援することを目的としています。
【書式】
最終更新:2023年10月20日
「浜松肺炎地域連携パス」は、当院だけでなく、地域全体で患者さんを支えていく仕組みです。入院後早期から多職種でサポートを行い、患者さんがスムーズに退院や転院ができ、もとの生活に戻れるように支援していきます。
【書式】
最終更新:2023年7月27日
「浜松椎体骨折地域連携パス」は、椎体骨折で保存加療もしくは経皮的椎体形成術を施行した患者さんに対して、適切な医療の提供と骨粗鬆症治療の継続的な医療を提供することで、再骨折予防へと繋げます。
【書式】
最終更新:2024年3月28日
「がん地域連携パス」は、地域の診療所と当院を定期的に受診し、互いに情報共有することで検査の重複を避け、術後合併症対策と再発の早期発見を図ります。「胃・大腸・肺・肝」は5年、「乳」は10年経過を診ていきます。
【書式】
<共通>
<胃>
<大腸>
<肺>
<肝>
<乳>
最終更新:2023年8月8日
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