浜松医科大学医学部附属病院

施設案内

Facility Guide

がん遺伝子検査外来

「がん遺伝子検査外来」のお知らせ

近年、様々ながん遺伝子が発見され、それらに特異的な分子標的治療を行うことで、大きな治療効果が報告されてきています。しかし、通常の保険診療においてはそれらのがん遺伝子のごく一部しか調べることが出来ません。 「がん遺伝子検査外来」では、複数のがん遺伝子を解析し、診断や治療に役立つ情報を提供します。

対象となる患者さん

  • 病理組織学的に"がん"と診断された患者さん(がんの種類は問いません)
  • 生検や手術などで採取した"がん"組織があり、遺伝子検査用に提出できる

検査の流れ

  1. 予約*:専用の予約用紙に必要事項を記入し、地域連携室にFaxして 「がん遺伝子検査外来:毎週水曜日」を予約してください。
    *患者さん個人での直接の予約は受け付けておりません。がん治療で通院中の医療機関で予約いただきます。主治医の先生にご相談ください。
  2. 受診:外来で検査内容についてご説明します。
  3. 検体の提出:検査内容に関してご了承後に、持参いただいた組織検体を検査に提出します。Bタイプ(HLI社)をご希望の方は、検査用の採血も行います。
  4. 解析:検査会社で解析を行います。約3~5週かかります。
  5. 結果説明の評価:検査結果を本学の専門委員会 (エキスパートパネル)で評価します。
  6. 結果説明:再び受診していただき検査結果をご説明します。ご希望により遺伝カウンセリングを受診いただくことも可能です。

費用(消費税込)

  • 受診料 初回:1時間まで6,030円(以降、30分ごとに1,560円)
    二回目以降:1時間まで3,870円(以降、30分ごとに1,560円)
  • 検査料 Aタイプ(P5社)455,720円、Bタイプ(HLI社)705,200円
    Aタイプは代表的な約50の遺伝子を検査します。この中には生殖細胞系列変異(親から子へ遺伝する遺伝子)を含みません
    Bタイプは特殊な遺伝子を含む約800の遺伝子を検査し、生殖細胞系列異変も含みます。

    すべて保険診療の対象外となり、自費診療で患者さんの全額負担となります。

ご注意いただきたいこと

  • 上記費用は検査のための費用であり、治療費は含まれません。また、当外来では検査後の治療は行いません。その後の治療方針は、検査結果を参考に通院中の主治医の先生とご相談ください。
  • 本検査を行っても、診断や治療に有用な情報が得られない可能性もあります。その場合も検査費用をお返しすることは出来ません。
  • 特定のがん遺伝子が判明した場合でも、分子標的薬の治療効果を確約するものではありません。また、未承認薬に関しては入手できない、または投与出来ない可能性があります。

【 医療関係者の皆様へ 】

通院中の医療機関でご用意いただくもの

  • 専用の予約票→ダウンロード
    予約票は地域連携室よりFaxでお送りすることも可能です。
  • 病理診断書のコピー

病理組織*

①Aタイプ:7-10㎛厚の未染色FFPEスライドを連続切片で7枚(50㎟以上の腫瘍部分を含む)+HE標本1枚

②Bタイプ:5㎛厚の未染色FFPEスライドを連続切片で11枚(25㎟以上の腫瘍部分を含む)

または

③上記のスライドが採取可能なFFPEブロック

*検査精度を考慮した推奨量です。それ以下の検体量でも検査出来る可能性はありますが、その場合は精度が落ちることをご理解下さい。③に関して残余検体は返却いたしますが、組織検体が小さい場合には十分な腫瘍量を提出するために検体が残らず返却できない場合もあります。その後、臨床検査などで提出する必要がある検体の場合は、本検査に提出可能な①・②に準じた量の薄切りスライドを各施設で作成し送付下さい。なお現時点では凍結検体は取り扱っておりません。

予約・お問い合わせ先

浜松医科大学医学部附属病院

〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1

○ご予約
地域連携室 電話:053-435-2637  Fax:053-435-2849

○内容に関するお問い合わせ
がん遺伝子検査外来・臨床腫瘍学講座 電話:053-435-2419
代表者:教授 山田康秀
事務局:柄山正人 E-mail: karayama@hama-med.ac.jp
    平出貴乗