浜松医科大学医学部附属病院

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上部消化管外科

診療責任者 教授 竹内 裕也

診療責任者 教授 竹内 裕也

 上部消化管外科(食道、胃、十二指腸)の悪性・良性疾患を中心に、頭頚部領域の悪性疾患(切除後再建)、甲状腺・副甲状腺疾患の診療に当たっています。特に、悪性疾患に対しては、根治性と機能温存を重視した治療の研究・開発に取り組み、手術のみならず診断から化学療法、緩和医療に至るまで、全人的な癌診療の実践を心掛けています。胃癌や食道癌の手術では身体にやさしい腹腔鏡・胸腔鏡手術を積極的に施行しており、患者さんの侵襲・負担の軽減に取り組んでいます。また、2015年10月より手術支援ロボットda Vinci(ダビンチ)による胃癌手術を導入しましたが、ロボット手術の導入により、さらに安全で低侵襲な手術の提供・開発を目指しています。当科では癌の診断から各種治療まで総合的に取り扱っているため、患者さんの個々の病状・ニーズに応じた医療の提供を可能にしています。また、上部消化管は頭頚部癌との重複癌の発生頻度が高いことが知られており、耳鼻咽喉科・口腔外科・放射線科との連携により、これらの早期発見・治療成績の向上に努めております。さらに、喉頭摘出後の音声再建や咽頭切除後の嚥下機能を重視した再建方法など、頭頚部癌切除後の機能再建手術にも積極的に取り組んでおります。甲状腺・副甲状腺疾患は、内分泌・代謝内科との連携により、主に甲状腺腫瘍、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症に対する外科治療を行っています。