浜松医科大学医学部附属病院

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肺癌、縦隔腫瘍に対するロボット支援下手術

当院では2015年8月に手術支援ロボットである、米国Intuitive Surgical社製 da Vinci Xi(ダヴィンチXi)を導入しました。Da Vinci Xiの導入は国立大学病院としては国内初です。

呼吸器外科領域では2018年4月に肺悪性腫瘍手術と良性・悪性の縦隔腫瘍手術に対してロボット支援手術が保険収載されましたが、当科では保険収載に先立ち臨床試験として2017年7月からda Vinci Xi を用いたロボット支援下手術を始めました。肺がんに対するロボット支援手術は静岡県内初、縦隔腫瘍に対しても静岡県立がんセンターに次いで県内2番目です。また、da Vinci Xiから導入されたENDOWRIST® STAPLERを用いた肺がん手術は国内2例目で、現在静岡県内で一番多くの呼吸器外科ロボット支援下手術を行っています。

ロボット支援下呼吸器外科手術の利点

  • ロボットアームの関節が柔軟に動き、体腔内でも人間の手に近い動きが可能です
  • 視野が3次元で把握でき、かつ拡大視できます
  • 手ブレが制御されます

以上の点から、従来の胸腔鏡下手術に比較して正確かつ低侵襲で安全な手術が期待できます。

ロボット支援下呼吸器外科手術の欠点

  • 先進的な医療で、まだ国内での経験がそれほど多くはありません。
  • 呼吸器外科領域で保険収載された術式は、良性、悪性の縦隔腫瘍手術と肺悪性腫瘍に対する肺葉切除のみです。

安全に対する取り組み

  • 日本呼吸器外科学会が定めた「呼吸器外科領域におけるロボット支援手術を行うに当たってのガイドライン」の基準をクリアしています。
  • 縦隔腫瘍、肺悪性腫瘍ともロボット手術を行う施設基準をクリアしています。
  • 日本呼吸器外科学会が認定するロボット支援手術プロクター(現在国内に12名)に呼吸器外科科長が認定されています。
  • 呼吸器外科内視鏡手術に精通した二名の専門医がIntuitive Surgical社の定める呼吸器外科手術術者としての研修を修了し、資格(certificate)を取得しています。

ロボット支援下手術をご希望される方は

個々の病状や全身状態によって対象とならない場合もあります。
詳細に関しては当院呼吸器外科外来までお問い合わせください。

術者はコンソールに向かって操作を行います
コンソール操作をする術者(左)と術野の助手(中央)