浜松医科大学医学部附属病院

施設案内

Facility Guide

概要

1. 業務内容について

・同種造血細胞移植を必要とする患者さん及びドナーさんに、質の高い安全な同種造血細胞移植医療を
 提供することを目指しています。

・行政、患者支援団体等と協力を図り、新規ドナーの獲得に寄与、地域貢献に力を入れています。

・院内及び地域に向けて、同種造血細胞移植に関する情報発信をしています。



2. 主な特徴、特色について

 同種造血細胞移植医療の質を向上させ安全性を担保するために、小児・成人の同種造血細胞移植を連携して実践する県内唯一の専門センターとして平成31年に開設しました。
 当院での造血細胞移植は、白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血などの病気に対し、行われます。乳児である0歳~若年成人(AYA世代)~65歳程度と幅広い年代の方を対象にしており、小児科・成人の垣根を越えて連携しながら移植治療を行っています。
 また、一層密な連携を図るために、チーム医療に力を入れています。血液内科医師、小児科医師のみならず、看護師、薬剤師、リハビリテーション部門、管理栄養士、歯科口腔外科医師、歯科衛生士、緩和ケアチーム、精神科医師、臨床心理士、造血細胞移植コーディネーター等からなる造血細胞移植チームにて、定期的なカンファレンスを開催し、患者さん、ドナーさんのために目的を達成するための活動をしています。
 本院には、日本造血・免疫細胞療法学会認定の造血細胞移植コーディネーター(HCTC)が配置され、院内外部門の連携や患者支援(移植説明と支援、ドナー検索等)、ドナー支援(ドナー説明、採取支援等)、日本骨髄バンクやさい帯血バンクとの連携等を行い、切れ目のない移植医療の提供を心がけています。特に小児領域では、HCTCと保育士(ホスピタルプレイスペシャリストを含む)が連携し、小児患者さん及びドナーさんにインフォームド・アセント(年齢に応じた説明を行い、当事者に同意取得を行うこと)に力を入れています。
 行政・市民団体等と協力して、新規ドナーの獲得や同種造血細胞移植治療の社会的認知度の向上を図ることを目指し活動を行っています。

3. 施設認定

日本造血細胞移植学会 非血縁者間造血幹細胞移植認定診療科 カテゴリー1

日本骨髄バンク 非血縁者間骨髄採取認定施設

日本骨髄バンク 非血縁者間末梢血幹細胞採取認定施設