浜松医科大学医学部附属病院

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地域拠点病院事業について

厚生労働省の造血幹細胞移植医療体制整備事業が掲げる『造血幹細胞移植推進地域拠点病院*』に当院が選出され、当センターが中心となり事業を進めています。

*造血幹細胞移植医療体制整備事業(厚生労働省)とは、 医療従事者の育成や骨髄等の早期採取に向けた各地域における連絡体制の強化を図ることで、どこの地域にいても、適切な診断に基づき造血幹細胞移植を受けることができる体制を整備し、 移植後患者に対しては、長期フォローアップ体制を確保し、移植後のQOLの向上を図ることを目的とする事業のこと。

〜厚生労働省「造血幹細胞移植医療体制整備事業について」より抜粋、一部改変〜

2020年4月から当院と静岡県立こども病院が東海北陸ブロックにおける静岡県の地域拠点病院に選定されています。

当センターの取り組み

「造血幹細胞移植治療の充実と、患者・ドナー・社会全体の底上げを図って」

当センターでは、厚生労働省 造血幹細胞移植推進地域拠点病院事業を行なっております。

私たちはこの事業を、患者・ドナー・社会全体のみならず、造血幹細胞移植に関わる医療スタッフ等への支援も行い、造血幹細胞移植を社会全体へ広めていく必要があると考えています。

主な活動は以下の通りです。

・地域拠点病院事業

   医療スタッフ向けの勉強会

・骨髄移植ドナー推進支援活動

   静岡骨髄バンクを推進する会の活動支援(広報活動のサポート)

   静岡県、周辺市町村と連携した骨髄移植ドナー推進支援活動(広報、研修開催等)

   患者会「BANBi(造血細胞移植患者と家族の会)」による骨髄移植ドナー推進活動の支援

・造血幹細胞移植に関する情報発信

   学校での講話(いのちの授業・がん教育) 

・患者会・ボランティア団体の支援

   患者会 BANBi(造血細胞移植患者と家族の会)

   静岡骨髄バンクを推進する会

これまでに開催したイベント等の活動は、新着情報のページに掲載しています。

職種間連携

造血幹細胞移植治療では、施設内外の垣根を超えた連携体制が必要と私たちは考えています。

現在、移植推進地域拠点病院エリアにて、以下の連携体制をとっています。

1.医師間の連携:移植症例について治療方針等の相談ができる体制や、定期的なディスカッションの場を整備することでし、より良い治療が行えるようを目指しています。※個人情報を保護した形での症例提示をしています。

2.コメディカル間の連携:各職種(看護師・薬剤師・管理栄養士等)間で連携をしやすい体制を目指しています。

3.造血細胞移植コーディネーター間の連携:造血細胞移植コーディネーターは、各施設に1〜2名のみの所属であり、院内での同職種間の連携がとりにくい立場にあります。定期的に情報・意見交換を行い、造血細胞移植コーディネーターの質の向上を目指しています。

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