麻酔科蘇生科
麻酔科蘇生科研修では、術前診察、麻酔の準備、導入、術中の維持、抜管などオーベンの指導のもと、一通り全て経験することができます。
オペの麻酔準備
毎朝、カンファレンスの前に朝一番のオペの麻酔準備をします。
麻酔器のチェック、麻薬や点滴の準備などをします。
同じ疾患でも、患者さんごとに合併症や既往歴など、さまざまな背景があります。
その患者さんにとって、最も良い麻酔をかけるためオーベンと相談します。
カンファレンス †
朝8時からカンファレンスです。
その日行われる全てのオペについて、担当医がプレゼンします。
全ての症例を全員で共有し、問題のある症例についてはディスカッションします。
オペ †
全身麻酔の風景です。
気道確保、挿管している場面です。
研修では、よほど困難な症例でない限り、全例挿管します。
昼食 †
オペ中にオーベンと交代で昼食をとるため、麻酔科の昼休みは約30分と短いですが、研修医室へ戻ってくれば、同期とおしゃべりしたり、ほっとする時間です。
麻酔科蘇生科研修の特色 †
- 高機能麻酔シミュレーター等を用いた臨床教育
今から15年前、浜松医大は全国に先駆けて高機能麻酔シミュレーターを導入しました。
シミュレーションセンターでは、2台の高機能型人体シミュレーターを始め、いろいろなシミュレーターがあるため、十分なトレーニングを行ってから患者さんの処置に臨む事ができます。
- エコーを用いた中心静脈穿刺や末梢神経ブロック
中心静脈穿刺や末梢神経ブロックでは、超音波の使用が必須です。麻酔科ではシミュレーターを用いた超音波ガイド下穿刺の研修を定期的に行っています。
- 無痛分娩・産科麻酔
5年前に無痛分娩チームを立ち上げました。硬膜外ブロックによる無痛分娩で、症例数は年間約100例もあります。
大学病院ならではのハイリスク分娩・帝王切開術の麻酔も経験できます。
- 心臓血管麻酔
冠動脈手術、弁置換術の麻酔が経験できます。
大血管手術(弓部置換術、人工血管置換・ステントグラフト)の症例が豊富なのも特徴です。