Facility Guide
泌尿器科研修では、手術患者さんの術前・術後管理や、化学療法の患者さんの管理を学びます。
そして、前立腺生検や精巣手術などの小手術は、上級医の指導の下で術者として手術を行うことができます!
やる気のある研修医には、どんどんいろんなことを学ばせてくれる、自由な雰囲気の研修を紹介します(^^)
週の始めは術前カンファレンスです。
医局員全員で次週の手術計画を共有し、より良いものへと練り上げます。
月曜日と金曜日が手術日です。
8時30分くらいに手術室で患者さんを迎えます。
TUR-Btなど内視鏡手術から、腎移植や膀胱全摘+新膀胱造設などの大手術まで、様々な手術を経験することができます。
自分が術者になる日はちょっと緊張しますが、事前に万全の準備をして臨みます!
透析管理も行います。
最初に、先生やコメディカルスタッフが丁寧に教えてくれるので安心です。
シャント作成~シャントを使った透析までの流れを経験できます。
透析患者さんが増える昨今の医療事情を鑑みると、透析管理について学ぶことは必要ですね!
朝はカルテチェック&回診で、患者さんを把握することから始まります。
研修医はチームの一員として、そのチームの患者さんを担当します。
処方、点滴、一般指示など、自分でプランを立て、上級医の承認をもらって治療が進みます。
上級医はもちろんのこと、看護師さん、薬剤師さんなどコメディカルスタッフとも相談しながら治療方針を決めていきます。研修医は、皆さんから教えていただくことばかりですm(_ _)m
手術や病棟業務の合間に研修医みんなで昼ごはんです。
食堂もありますが、自然に研修医室に集まってしまうほど、気心の知れた仲間たちと居心地のいい研修医室です。
弁当持参の人もいれば、研修センターで注文してくれるお弁当を頼む人もいます。
毎週金曜日は、先生たちにも大人気のカレーの日、オススメです。
手術のない日は、上級医(日替わり)と一緒に処置回診を行います。
ガーゼ交換・抜鈎・ドレーン抜去など手術創管理の基本から、膀胱洗浄・腎盂洗浄といった泌尿器科の基本手技を身につけることができます。
火曜日・木曜日午後に前立腺生検があります。
上級医の指導のもと、一連の作業を研修医自らが行います。
エコーから立体構造をイメージするのは、最初はなかなか難しいです。でも、研修が終わる頃にはスムーズに穿刺できるようになります。
曜日 | 午前 | 午後 |
月曜日 | 術前カンファレンス、手術・(処置回診) | 手術・術後/重症者回診、 病理カンファレンス |
火曜日 | 透析・処置回診、検査など | 前立腺生検・下部尿路検査 |
水曜日 | 検査・回診 | 透視検査・処置 |
木曜日 | 抄読会・入院患者カンファレンス・ 教授回診・検査・処置回診 |
検査など |
金曜日 | 手術(処置回診) | 手術・術後/重症者回診 |
泌尿器科といえば、領域の幅広さがひとつの魅力でしょう。
臓器でいえば、尿路だけでなく副腎や血管も扱います。分野でいえば、悪性腫瘍や感染症があり、尿路結石があり、排尿障害など機能的な疾患も治療対象となります。
研修は忙しすぎることはなく、むしろ幅広い疾患を勉強するのに十分な時間をとることができます。
希望すれば、救急外来に泌尿器の患者さんが受診された時、研修医も一緒にコールしてもらうこともできます。
浜松医大の学生さんはポリクリで知っていると思いますが、先生方はみなさん熱心に指導してくれ、面白い先生ばかりです!
長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
絶対に泌尿器科でしかできない研修がそこにはある。
泌尿器科研修、いかがですかヽ(^o^)丿