浜松医科大学医学部附属病院

施設案内

Facility Guide

精神科神経科

グループ診療で6~14人の患者を受け持ちます。

朝のカンファレンス

朝のカンファレンス


朝8時過ぎに病棟に行ったら、8時30分からのカンファレンスの準備は研修医の仕事。まだ朝の冷たい空気のなかで、椅子を並べ、パソコンを立ちあげていると、「さあ、やるぞ!」と自然に頭が仕事モードに変わっていきます。

カンファレンスの内容は前日の入退院や初診の報告です。カンファレンスに力を入れるのは大学病院ならではで、上級医の先生のプレゼンを聞きながらたくさんの症例に触れて得た知識のストックは、将来自分が困ったときの助けになってくれると思います。

グループごとのカンファレンス、回診

グループカンファレンス


朝の全体のカンファレンスが終わると、グループごとに机を囲んでカンファレンスが始まります。入院患者の状況や今後の方針をグループで話し合い、情報を共有しますが、上級医の先生は皆優しく、ときどき立ち止まっては研修医の視点に立って教えてくれます。臨床心理士や作業療法士、精神保健福祉士もカンファレンスに加わり、それぞれの立場から議論を盛り上げます。

カンファレンスが終わると回診が始まります。精神科は問診が大事。上級医の先生の問診テクニックを盗みます。また、毎日の回診の中で患者さんの症状が良くなっていくのを見ていると、なんだかうれしくなります。

電気けいれん療法

電気けいれん療法


グループ内に電気けいれん療法を行っている患者さんがいるときは、週に3回、治療を手伝います。少し恐い気持ちもあるけれど、実は安全な治療。勇気を出して、電極を押さえます。治療の効果は日々の回診でチェック。



レクリエーション、予診、病棟業務

レクリエーション


毎日のレクリエーションには研修医が順番で参加します。内容は花壇作業、畑作業、スポーツなど。外に出て土をいじっていると、なんだか気持ちが安らぎます。患者さんの知らなかった表情も見れて、患者さんの理解も深まります。

他科で入院している病棟患者で精神科に診察依頼があった場合は、その予診は主に研修医が担当します。まだ誰も精神科医が診ていない患者さん。どんな話が出てくるのかドキドキ。無事に予診が終わったら、上級医の付けた診断と自分の考えたことが、どれだけ違うかドキドキ。もともと他科で入院中の患者さんなので、精神科医を目指さない研修医にとっても、その経験が直接身になります。


空いた時間は病棟業務。事務仕事をしつつ、患者さんに会いに行きます。直接患者さんに触れることが、一番の勉強だと思います。