浜松医科大学医学部附属病院

施設案内

Facility Guide

8階東病棟

8階東病棟は、
血液内科、免疫内科、麻酔科蘇生科、
臨床薬理内科・緩和ケアの混合病棟です。

血液疾患、免疫疾患を中心に様々な疾患を抱えた患者さんが、精査・加療(主に抗癌剤、移植など)を目的に入院されています。当院は、東海ブロックで7病院の造血幹細胞移植地域拠点病院の1つであり、CAR- T療法というがん免疫細胞療法を県内唯一実施しています。患者さんは抗がん剤治療や造血幹細胞移植などつらい処置を受けています。入退院を繰り返したり、入院が長期化したりすることが多いため、身体的なケアに加え心理的なケアを必要としています。私たちはそれぞれの患者さんと向き合い、寄り添いながら質の高い看護を提供できるよう日々努力をしています。

また、患者さんや患者さんの御家族の希望に沿えるよう、医師・看護師・薬剤師・リハビリ・栄養士・心理士・移植コーディネーター等の多くの職種と連携しています。昨年度から、病棟看護師もLTFU 外来(移植後長期フォローアップ外来)に参加していき、長期の入院で共にした患者さんとの信頼関係を活かして、入院前から退院後まで一貫した支援を行なえるようにかかわっています。

この病棟に特徴的な病室としてクリーンルームと呼ばれる無菌室、特別室と呼ばれるS室があります。クリーンルームには血液疾患の造血幹細胞移植やがん化学療法などを受けられる患者さんが入室されています。

<クリーンルーム>

クリーンルームの個室にはシャワー室とトイレがついています。そして、クリーンルームの大きな特徴の1つとして、室内の空気清浄度を保つため、シャワー室とトイレなどの仕切りはカーテン1枚となっていますが、カーテンや個室のドアをしっかり閉めることやシャワー中・トイレ中の札が貼っている際には入室しないなど、患者さんのプライバシーに配慮したかかわりを心がけています。

クリーンルーム

<S室>

S室

S室と呼ばれる特別室は院内で唯一8階東病棟にしかない部屋で、トイレ・浴槽と脱衣所付きのシャワー室、大きなテレビ、ソファーなど、設備が充実しており、入院生活を広々と快適に過ごせる部屋となっています。

8階東病棟では、週1回移植カンファレンスを実施しています。同種移植を受けられる患者さん、また受けられた患者さんについて他職種間で情報共有、議論をすることで患者さんにとってより良い治療やケアに活かしています。

また、月に1回病棟会を実施しています。日々の業務の振り返りや委員会等の情報の共有、血液内科や免疫内科の医師による勉強会が開催されています。これらを通して、疾患についての知識や理解を深め、患者さんへの看護に役立てています。さらに、デブリーフィングを行うことによって、互いの看護観を知り、患者さんのニーズに合った看護ケアを統一して実施できるように取り組んでいます。

<新入生>

今年は、新しく3人の仲間が加わりました。8階東病棟のスタッフは、とても優しく仲が良いです♪PNSにより先輩看護師の知識・技術を間近で見て学び、日々成長しています!

今年は、新しく3人の仲間が加わりました。