浜松医科大学医学部附属病院

診療科案内

Speciality Guidance

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診断・検査・治療について

 まずは、症状の経過やそれに関連する生活状況を詳しくお聞きした上で、お身体の診察を行います。必要に応じて、血液検査や生理検査(尿・心電図など)、画像検査(X線、超音波、CT、MRIなど)を行います。
 例えば、原因がはっきりしない発熱や倦怠感、体重減少、全身に及ぶ症状や、検査結果の異常などがある患者さんに対して、総合的な視点で診断を進めます。その過程で特定の領域の専門的な技術による検査が必要となった場合は、各領域の専門診療科と連携して診断を進めます。診断がついた後の治療については、疾患や治療内容、患者さんの併存疾患などの背景を考慮して、総合診療科で行うべきか、領域別専門診療科へ引き継ぐべきかを、適切に判断します。
 全身の臓器に影響が及ぶような疾患の患者さんを、各臓器の専門診療科と連携して、総合診療科が主治医として担当することもあります。また、複数の疾患が併存していたり、心理的・社会的な要因による症状への影響が考えられたり、様々な要因で標準治療が困難であったりする患者さんに対して、健康問題を整理し、治療の優先順位や目標を相談し、その方に適した個別化ケアを提供します。
 臓器や疾患、検査や治療の方法によらない診療という点で共通する救急科と連携し、救急・総合診療科診療科群として協働して診療にあたっています。院内の他の診療科の医師や医療職、地域の医療・介護・福祉機関の方々と密に連携して、チームで患者さんを支えます。