Speciality Guidance
診断に関しては乳腺超音波検査、マンモグラフィ検査をルーチンに行っており、基本的には二人以上の医師によるダブルチェックを行っております。必要時には穿刺吸引細胞診や針生検検査などを積極的に行いより正確な診断を心がけております。また、当科ではX線検査の診断にあたって、放射線科と協力しマンモグラフィ読影医師(A認定)が2名以上で診断し、より正確に診断すること心がけております。乳頭分泌症例に対しては、径0.8mmのファイバーを用いた乳管内視鏡を用いて、乳管内病変に直接アプローチして精度の高い診断をするようにしております。
手術に関しては乳房温存手術を基本としていますが、進行度によっては、手術前に化学療法を行った上での温存手術を目指す治療法もあります。
なお、化学療法に関しては、外来化学療法センターを利用した外来通院化学療法を平成17年5月から始め、現在では乳腺外科で月のべ70名以上の方がセンターを利用されております。