概要
医療機器管理部は、部長(麻酔科蘇生科教授)を中心に臨床工学技士27名、事務補佐員1名で構成しています。手術や治療支援の内容により、日々スタッフをローテーションして業務を実施しています。我々は24時間365日の治療支援を継続し、緊急手術を含む患者さんへの医療提供をしています。また、院内の生命維持管理装置を中心とした、様々な医療機器の操作・管理を実施し、常に安全に使用できるように努めています。
さらに、チーム医療の一員として他の医療職種と協力し合うことで、大学病院の高度な治療や最新の治療を支援し、患者さんへのより安全で良質な医療の提供に取り組んでいます。
業務内容
1.ME機器の操作
- 人工心肺装置(CPB)
- 自己血回収装置(ABR)
- 大動脈内バルーンポンプ(IABP)
- 経皮的肺補助装置(PCPS)
- 血液浄化装置(HD, PD)・経皮経管カテーテル手術時のモニタリング・治療機器
- 運動誘発電位(MEP)、体性誘発電位(SEP)、視覚誘発電位(VEP)、聴性脳幹反応(ABR)
- セントラルモニタ(病棟、中央診療施設)
- バイタルサインモニタ
- 麻酔器、人工呼吸器
- 手術オーダリングシステム(JSA/AE)
- 自動麻酔記録装置(ERGA)
- 手術データベース(ERGA-DB)
- 臨床研究支援システム(ERGA-ASSIST)
2.ME機器の保守・点検及び貸出
- 病院の保有するME機器全般の保守、点検、故障・修理管理
- 上記の中央管理と貸出管理、ME機器の安全管理
- 医療機器に拘わる安全性情報の収集と報告
- 予防的点検を含めた定期点検の実施
- 始業点検マニュアル、チェックリスト等の作成
3.技術評価、管理
- ME機器の技術評価、購入・選定・仕様書策定委員会への参加
- ME機器の受入・検収と試験・機能チェック並びに操作マニュアルの整備
- ME機器・システムの標準化への参画:標準化WGへの参画、その他
- ME機器の研究と情報収集
- ME機器に関連する技術コンサルテーション
- 医療スタッフに対する教育・訓練(定期的な講習会、研修会)