慢性的な痛みには脊椎等の骨、神経、筋肉・筋膜、あるいは脳の働きなど、身体の色々な器官がお互いに関係していることも多く、痛みのある部位の治療だけでは対応が難しい場合が多くあります。また、他の疾患や普段の動作、姿勢、生活習慣、心理面なども深く関係しています。そのため、診療には、医師だけでなく看護師、理学療法士、心理士などが携わっています。患者さんの痛みを適切に評価するには、十分な時間が必要となることが多いため、初診は基本的に1日当たり１人とさせていただいております。患者さんとの信頼関係を構築し、初診時の診察で必要と判断した場合はもちろんのこと、その後の経過で必要と判断した場合にも、速やかに連携している専門部署（整形外科、精神科神経科など）へつなげていきます。

　

業務内容

　当センターにおいては、次の業務を行う。
(1)　慢性疼痛及び難治性疼痛の診断、治療に関すること。
(2)　慢性疼痛及び難治性疼痛に係る医療を担う人材の育成に関すること。
(3)　慢性疼痛及び難治性疼痛に係る教育、研究に関すること。
(4)　その他、慢性疼痛及び難治性疼痛に関すること。