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浜松医科大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門研修プログラムでは、専門研修基幹施設である浜松医科大学病院と、地域の中核医療を担う病院群(Aグループ:沼津市立病院、静岡済生会病院、聖隷浜松病院、浜松医療センター、聖隷三方原病院)、地域医療を担う病院群(Bグループ:富士宮市立病院、焼津市立病院、中東遠医療センター、磐田市立総合病院、遠州病院、聖隷横浜病院、藤枝市立病院、静岡厚生病院)、および特殊機能を有する病院群(Cグループ:静岡赤十字病院、県立静岡がんセンター、静岡県立こども病院など)計19の研修施設において、それぞれの特徴を活かした耳鼻咽喉科・頭頸部外科の研修を行い、日耳鼻が定めた研修到達目標や症例経験基準に掲げられた疾患や手術を経験します。
4年間の研修期間の内、 1-2年目は浜松医科大学病院、Aグループの病院群のいずれかにおいてそれぞれ1年ずつ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の基本的知識、 診療技術を習得します。3年目は、Aグループ、Bグループ、あるいは希望によりCグループの病院群、いずれかにおいて研修を行います。A グループの病院群は、Common diseaseの症例数が豊富で手術件数が多く、救急疾患も多く扱う病院群ですので、 Aグループの研修で手術手技や救急疾患の対応などを習熟します。 Bグループの病院は地域医療を担っている病院で、これまでに習得した知識、技術を臨機応変に生かす能力を磨くとともに、地域に密着した医療に貢献します。 Cグループの病院は専門性の高い病院群でそれぞれの特性を生かした知識、技術を習得します。静岡赤十字病院では、多数の症例を経験でき、かつ先端医療の実情を経験できます。静岡がんセンターでは、頭頸部がん診療を専門とする指導医の指導を受けられるなど、 高度な研修が可能です。 国立国際医療センターでは音声や嚥下機能に関する診断や治療について高度な研修ができます。4 年目は3年目で選択したグループの病院群で、引き続き研修を行うか、異なるグループの病院群で研修を行うか、どちらかを選びます。また、社会人大学院へ進学し、診療・研修を行いながら基礎研究や臨床研究を行う事も可能です。
浜松医科大学病院での研修を選んだ場合は、専門領域に特化した研修が可能です。浜松医科大学病院では特に頭頸部腫瘍、耳科手術の件数は全国でもトップクラスです。また、各地のがん専門病院とも連携があり、浜松医科大学病院では、週1回の症例検討カンファレンス、月に1回の頭頸部・再建外科センターのcancer board、2 回の専攻医向けの勉強会を開催しており、病態や治療概念などを学び、日々の研修に行かすことができます。
また、4年間の研修中、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科認定学会において学会発表を少なくとも3回以上行います。また、筆頭著者として学術雑誌に1編以上の論文執筆・公表を行います。そのために積極的に科学的根拠となる情報を収集・分析し日々の診療に活かすよう、日頃から科学的思考、生涯学習の姿勢を身につけます。
【基幹病院】
専門研修基幹施設:浜松医科大学医学部附属病院(年間手術600件)
プログラム統括責任者:三澤 清 (診療科長、教授) 頭頸部癌、SAS
指導管理責任者: 三澤 清 (診療科長、教授) 頭頸部癌、SAS
指導医: 瀧澤 義徳 (准教授) 甲状腺、音声・嚥下
今井 篤志 (病棟医長、医局長、病院准教授、講師) 頭頸部外科
中西 啓 (外来医長、講師) 耳科、難聴
望月 大極 (病院講師、助教) 頭頸部外科
森田 浩太朗 (助教) 頭頸部外科
喜夛 淳哉 (助教) 耳科
加納 康太郎 (助教) 鼻科
三澤 由幾 めまい平衡科
専門医: 杉山 夏樹 (診療助教)SAS
佐原 聡甫 (診療助教)耳科
山田 智史 (診療助教)鼻科
竹内 一隆 頭頸部外科
石田 航太郎 頭頸部外科
林 暁利 頭頸部外科
【専門研修連携施設】
<Aグループ>:地域の中核病院 スタッフ3名以上、 年間手術件数約300件以上
沼津市立病院(Aグループ:年間手術300件、症例全般が豊富)常勤4名
指導医:佐々木 豊
静岡済生会総合病院(Aグループ:年間手術300件、高圧酸素療法など可能)常勤5名
指導医:武林 悟、 遠藤 志織
聖隷浜松病院(Aグループ:年間手術700件、豊富な症例、病院全体に充実)常勤7名
指導医:岡村 純、 伴 明宏
浜松医療センター(Aグループ:年間手術350件、耳・鼻手術多数)常勤4名
指導医: 荒井 真木、 水田 邦博、 加藤 照幸、 山口 裕貴
聖隷三方原病院(Aグループ:年間手術200件)常勤3名
指導医:野田 和洋
<Bグループ> :地域医療を担う病院 指導医1名以上、年間手術件数150件以上
富士宮市立病院(Bグループ:年間手術200件、地域救急基幹病院)常勤3名
指導医:足守 直樹
焼津市立病院(Bグループ:年間手術約200件、地域救急基幹病院)常勤3名
指導医:石川 竜司
藤枝市立総合病院(Bグループ:年間手術200件、頭頸部外科手術多数)常勤3名
指導医:森田 祥
中東遠総合医療センター(Bグループ:年間手術300件、鼻内視鏡手術多数)常勤3名
指導医:疋田 由美子
磐田市立総合病院(Bグループ:年間手術200件、地域救急基幹病院)常勤3名
指導医:泉 智沙子、 新村 大地
遠州病院(Bグループ:年間手術100件、地域救急基幹病院)常勤2名
指導医:濱田 登
静岡厚生病院(Bグループ:年間手術100件)常勤1名
指導医:大輪 達仁
<Cグループ> :特殊専門機能をもつ病院 指導医1名以上、スタッフ1名以上、特殊専門性が高い病院
静岡赤十字病院(Cグループ:年間手術450件、地域救急基幹病院)常勤4名
指導医:川崎 泰士、 平賀 良彦
静岡県立静岡がんセンター(Cグループ:年間手術400件、静岡県がん治療の拠点病院)
指導医:向川 卓志
静岡県立こども病院(Cグループ:年間手術100件、静岡県のこども専門病院)常勤2名
指導医:橋本 亜矢子
自治医科大学医学部附属病院 (音声改善手術など幅広い疾患を扱う)
指導医:伊藤 真人、 金澤 丈治 他
名古屋大学医学部附属病院
指導医:曾根 三千彦 他
藤田医科大学医学部付属病院
指導医:楯谷 一郎 他
国立国際医療研究センター(日本の音声嚥下に関する中心的病院)
指導医:二藤 隆春 他
<協力施設>
伊東市民病院
専門医:山田 哲也
<Advancedコース>
1年目(令和7年度)、2年目(令和8年度):浜松医科大学医学部附属病院、Aグループの地域の中核医療を担う病院のいずれかで研修を行う。
3年目(令和9年度):Aグループ、Bグループ、あるいは希望によりCグループの病院群、いずれかにおいて研修を行う。
4年目(令和10年度): 浜松医科大学医学部附属病院にて研修を行いながら、社会人大学院へ入学し、基礎研究や臨床研究を行う。
<Basicコース>
1年目(令和7年度)、2年目(令和8年度):浜松医科大学医学部附属病院、Aグループの地域の中核医療を担う病院のいずれかにて研修を行う。
3年目(令和9年度):Aグループ、Bグループ、あるいは希望によりCグループの病院群、いずれかにおいて研修を行う。
4年目(令和10年度):3年目で選択したグループの病院群や協力施設で引き続き研修を行うか、異なるグループの病院群で研修を行うか、どちらかを選びます。
その他、個別の進路相談は希望に沿うよう配慮します。
兼業は週1~2回関連病院外来診療など。病棟業務、研究は指導医のもとおこなう。
【募集定員: 13名】
【研修開始時期と期間】
令和7年4月1日~令和11年3月31日
研修を行う専門研修連携施設および研修時期・期間は、 専攻医ごとに適宜変更があります。
【応募方法】
応募資格:
・ 日本国の医師免許証を有する
・ 臨床研修修了登録証を有する(第98回以降の医師国家試験合格者のみ必要。令和7年3月31日までに
臨床研修を修了する見込みの者を含む)。
・ 一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会(以下、日耳鼻)の正会員である(令和7年4月1日付で入会予定の
者を含む)。
応募期間:令和6年10月1日~令和7年3月15日 (予定)
選考方法:書類審査および面接により選考する。 面接の日時・場所は別途通知します。
応募書類:願書、希望調査票、履歴書、医師免許証の写し、臨床研修修了証の写し。
【問い合わせ先および提出先】
〒431-3192 静岡県浜松市中央区半田山1-20-1
浜松医科大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 医局長:今井 篤志 教授:三澤 清
電話:053-435-2252 Fax:053-435-2253
E-mail:今井 篤 imaimimi●hama-med.ac.jp 三澤 清 kiyoshim●hama-med.ac.jp
(●を@に変換して送信してください)
URL:https://www.hama-med.ac.jp/hos/departments/otorhinolaryngology/index.html
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