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浜松市立三方原中学校で学年別「いのちの授業」を実施しました(令和7年10月31日)

2025年11月18日

 令和7年10月31日(金)、浜松市立三方原中学校にて、本院 造血細胞移植センターが学年別「いのちの授業」を実施しました。
 この授業は、生徒たちががんなどの病気について正しく理解し、自らの健康といのちのかけがえのなさを知るとともに、がんと向き合う人々と共に生きる社会の実現を主体的に考える機会とすることを目的として、学年別のテーマで行いました。

• 1年生:造血細胞移植コーディネーター影山優子による講話「血液の病気から見える景色」を実施しました。白血病などの血液の病気の症状、治療法、そして「いのちのバトンリレー」と呼ばれる移植治療について、移植を経験した患者さんやドナーの思い、献血やボランティア活動など他者のいのちを守るためにできることなどを紹介しました。
• 2年生:造血細胞移植コーディネーター三井梢による講話「いのちの授業~小児がん・AYA世代のがんについて知ろう~」を行いました。AYA世代(15~39歳)のがん患者さんの想いを知り、小児がん・AYA世代(15~39歳)のがんについて、多職種の医療者が連携し、患者さん、ご家族と共に病気を乗り越えた事例を紹介しました。
• 3年生:1、2年生での授業内容を踏まえ、「あなたとあなたの大切な人の命のために」をテーマにグループワークを行いました。生徒たちは、「大切な人ががんにならないために伝えるメッセージ」や「がんになった人が暮らしやすい社会とはどんな社会か」といったテーマに沿って議論し、がんに向き合う人々への共感的理解を深め、地域の方々に伝えるメッセージを作成しました。
 3年生がグループワークでまとめた内容は、同中学校のご協力のもと、地域の方々に向けて発信される予定です 。
 参加した生徒の皆さんからは、「原因不明のがんがあると初めて知った。大人になったら検診を受けようと思った。」「子宮頸がんのワクチンを接種した意味がわかっていなかったが、AYA世代のがんの事を知り、接種する事で予防が出来る事がわかった。」「がんについて、グループで話し合う事ができた。家でも話したい。」などの感想が寄せられました。

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           浜松市立三方原中学校での「いのちの授業」の様子

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 本院は、令和2年4月より、厚生労働省の造血幹細胞移植推進事業が掲げる「造血幹細胞移植地域推進拠点病院」に選出されており、「いのちの授業」はこの事業の一環として実施しています。

(造血細胞移植センター)