浜松医科大学医学部附属病院

施設案内

Facility Guide

概要

 「臓器の移植に関する法律」(平成9年法律第104号、平成9年7月)が施行され、四半世紀以上が経過しました。臓器移植に関する法律の改正(平成21年法律第83号、平成21年7月一部改正、改正法)など、様々な取り組みにより、年々脳死下臓器提供の症例件数が増加し、日本での脳死下臓器提供数は累計1,247例(令和7年8月27日)*となっております。
 当支援室では、臓器提供や移植に関わる相談支援、情報提供、意思決定支援を中心に業務を行っています。具体的には、患者さんやご家族に対して移植医療に関する正確な知識を提供し、それぞれの価値観に沿った意思決定ができるようサポートします。また、院内の医療スタッフへの研修や啓発活動を通じて、移植医療に関する理解の促進と対応力の向上にも取り組んでいます。また、臓器提供施設連携体制構築事業の拠点病院として、県内の連携医療機関と協力しながら、地域全体で一貫した移植医療体制を築くことを目指します。

(*脳死下臓器提供数について:公益社団法人 日本臓器移植ネットワークホームページ、移植に関するデータ(脳死での臓器提供)より引用。https://www.jotnw.or.jp/data/offer_brain.php)

業務内容

 当センターにおいては、次の業務を行う。

(1) 臓器提供・移植医療の相談に関すること。
(2) 臓器提供・移植医療に係る関係機関との連絡調整、各種手続き、患者・ドナー及びその家族への支援、データ入力に関すること。
(3) 地域における臓器提供・移植医療体制の構築に関すること。
(4) 臓器提供・移植医療の理解と普及啓発を目的とした講演会に関すること。
(5) 臓器提供・移植医療を安全に行うことを目的とした研修に関すること。
(6) 臓器提供委員会の運営に関すること。
(7) その他臓器提供・移植医療に関し必要な事項。