浜松医科大学医学部附属病院

施設案内

Facility Guide

概要

 リンパ浮腫は完治することが難しい疾患です。長期に及ぶ診療を想定し、診療を継続いたします。また経過中に病状が変化した際には、それぞれの患者さんにより適した治療法を改めてご提案いたします。皆様が安心して通院できる診療体制を構築しています。

  1. それぞれの患者さんに適したリンパ関連検査をご提案し、リンパ浮腫の診断をします。
  2. リンパ浮腫の治療には、フットケア、圧迫療法、運動療法、リンパドレナージなどを用いた複合的な理学療法が、ガイドラインにて推奨されています。当センターでは、リンパ浮腫の診療に従事するために必要な専門知識・技術水準をもった専門家であるリンパ浮腫療法士により、適切な治療の提案や指導をします。
  3. リンパ浮腫療法士によるリンパドレナージを行います。リンパドレナージはむくみのある患部の皮膚に手を当て、皮膚や皮下組織にたまった体液を、健康なリンパ管系に移動させてむくみを改善させる治療法です。
  4. それぞれのリンパ浮腫や全身状態に応じて、リンパ管静脈吻合術の適応について検討します。
  5. 集中的な治療が必要な際には、入院して複数の治療法を同時に進行する複合的理学療法を行います。



業務内容

 当センターにおいては、次の業務を行う。
(1) リンパ浮腫の診断、治療に関すること。
(2) リンパ浮腫治療を担う人材の育成に関すること。
(3) リンパ浮腫に係る教育、研究に関すること。
(4) その他、リンパ浮腫に関すること。

施設認定

(施設基準)
 本院はリンパ浮腫複合的治療料の算定に必要な施設基準を満たし、リンパ浮腫に対する保険診療が認可されています。