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プログラムリーダー 浜松医科大学地域家庭医療学講座 特任教授 井上真智子
みなさん、こんにちは。浜松医科大学総合診療プログラムでは、
①家庭医コース(静岡家庭医養成プログラムShizuoka Family Medicine Program:SFM)
②病院総合医コース(Shizuoka Hospital Medicine Program:SHM)
を設け、病院や家庭医療クリニックなどの多様なセッティングにおける4年間の研修を通じ、総合医療医として必要な 外来・在宅・入院・救急 の診療能力を総合的に習得します。
最初の3年間で総合診療専門医の受験資格を取得可能です。その後1年の研修で、家庭医療専門医や病院総合診療専門医を取得できます。希望の方は、内科や救急科とのダブルボード研修も可能です。
家庭医・総合診療医は、多疾患併存や複雑な家族・社会背景を抱える患者が多い超高齢社会において、病院・診療所において地域包括ケアの要となる存在です。
「子宮の中から天国まで」をモットーに、小児から高齢者まで、あらゆる年齢・性別の患者に対して包括的かつ継続的な診療を提供します。
〈以下のような志を持つ方に特にお勧めです!〉
・地域住民のニーズに応え、地域医療の現場で活躍したい方
・在宅医療や人生の最終段階のケアに携わりたい方
・子どもから高齢者まで、女性・思春期のケアも含めて家族まるごと診たい方
・臓器や疾患によらず、健康に関するあらゆる相談に対応できるようになりたい方
・患者さんを人として総合的に診て、その人らしい生活を支える医療がしたい方
・コモンな問題に加え、複雑・未分化な問題にも対応する、質の高い医療を目指す方
・将来開業を視野にいれている方
研修指導体制は家庭医・病院総合医のスペシャリストから構成され、多様な学びが可能です。
地域医療の未来を築く、やりがいのある専門分野で、ぜひ、私たちと一緒に学びませんか?
*プログラム:https://www.shizuoka-fm.org/
*講座:https://hamamed-familymedicine.jp/
ぜひ Instagram, Facebook, LINE 登録を!
問合せ先:
浜松医科大学総合診療専門研修プログラム事務局
TEL:053-435-2416
E-mail:sfm●shizuoka-fm.org(研修コーディネーター)
fammed●hama-med.ac.jp(地域家庭医療学講座)(●を@に変換して送信してください)
当プログラムでは以下のような総合医療医・家庭医を育成します。
当プログラムでは、専攻医が指導医とともに、地域住民や行政と協働し、地域全体の健康づくりに貢献できる環境を整えています。さらに、世界家庭医療学会(WONCA)認証の国際標準カリキュラムを導入しており、日本プライマリ・ケア連合学会の「家庭医療専門医」の受験資格が得られます。
継続診療の醍醐味を経験し、家庭医としてのアイデンティティを確立するため、1年次と2年次には週一回のハーフデイバック、3年次以降はワンデイバックとして、所属する家庭医療クリニック(菊川、森町、御前崎)で継続診療を行います。一日の診療後には、指導医やレジデント仲間との振り返りを行い、家庭医として必要な知識、スキル、態度を学びます。この実践を通じて、家庭医としての専門性を高め、地域医療に貢献する力を養っていきます。
1. 家庭医療外来教育
◆外来患者ごとの指導:プリセプター(指導医)が一人ひとりの外来患者について指導を行います。幅広く、高い診療能力をもつ家庭医が教育を担当します。かかりつけ医の観点から、疾患の診断・治療のみならず、予防接種・健診診断を含めたヘルスメンテナンス・ヘルスプロモーションにも配慮するよう指導します。
2. 充実した産婦人科研修
◆基本的スキル習得:基本的な婦人科・産科診察法、妊婦検診、正常分娩の取り扱いができることを目指します。家庭医として必要なウィメンズヘルスの知識やスキルも習得します。
◆専門的指導:浜松医大の寄附講座「産婦人科家庭医療学」の支援のもと、産婦人科専門医の教員が中心となって婦人科診療や分娩の指導を行います。
3. オリジナル研究プロジェクト
◆研究の実施とメンタリング:4年間を通して、オリジナルな研究プロジェクトを実施します。必要な知識を身につけ、メンタリングを受けながら、研究計画の立案・実施、データ収集、データ分析・まとめ、学会発表、論文発表を経験します。
4. グランドラウンド(GR)
◆学習と振り返り:第2・4木曜日の午後にレクチャーやセミナー、ワークショップを開催します。専攻医や指導医のみならず、多職種での学習会も行います。また、気づきや学びを深めるため、ポートフォリオの検討や振り返りをレジデント全員で行います。
5. アドバイザー制度
◆定期ミーティング:指導医とのミーティングを通じて、家庭医としての成長を確認していきます。
本プログラムは、日本専門医機構総合診療専門研修プログラムおよび日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門研修プログラムに準拠しています。
1. 総合診療Ⅰ(必修)
期間:1年次:3ヶ月、3年次:3ヶ月、4年次:12ケ月(家庭医療)、計18ケ月
内容:家庭医療クリニックや小病院での外来・訪問診療を中心とした研修。3年次、4年次は家庭医療クリニックで外来・在宅診療を行い、子どもから女性、高齢者まであらゆる年代のケアを提供。また、在宅診療や緩和ケアの経験を積み、地域ケアとして地域の校医・嘱託医活動やpopulation healthの課題に取り組む。
2. 総合診療Ⅱ(必修)
期間:1年次:3ヶ月、2年次:3ヶ月、計6ヶ月
内容:診療科にとらわれず、病棟・外来診療や救急医療を広範囲に経験。1年次には超音波検査、2年次には上部内視鏡検査の研修を行うことができる。
3. 内科(必修)
期間:2年次:6か月
内容:家庭医療でよく遭遇する疾患にフォーカスした内科領域を集中的に研修。
4. 救急科(必修)
期間:1年次:3ヶ月
内容:救急科専門医の指導のもと、多岐にわたる救急医療に携わる。地域の救命救急機能の中核を担う病院で研修。
5. 小児科(必修)
期間:1年次:3ヶ月
内容:一般小児、小児救急、NICUの研修。
6. 産婦人科(必修)
期間:3年次:2ヶ月
内容:基本的な婦人科・産科診察法、妊婦健診、正常分娩の管理ができるようになることを目指す。家庭医として必要なウィメンズヘルスの基本的な知識やスキルを身につける。
7. 整形外科(必修)
期間:3年次:2ヶ月
内容:基本的な診察手技やプライマリ・ケアでよく遭遇する疾患の診断・マネジメントを学ぶ。
8. 緩和ケア科(必修)
期間:2~3年次:2ヶ月
内容:緩和ケアの知識、スキル、態度を学び、家庭医として在宅緩和ケアを実践できることを目指す。
9. 精神科(必修)
期間:4年次、週2コマ×3ヶ月
内容:週1日の外来・病棟研修を行い、うつ病、パニック障害などの診断・マネジメントと継続的な精神疾患のケアを学ぶ。
10. 皮膚科(必修)
期間:4年次、週2コマ×2ヶ月
内容:地域の総合病院の皮膚科にて週2コマの外来を行い、よく遭遇する皮膚疾患の診断・マネジメントを学ぶ。
11. 泌尿器科(必修)
期間:4年次、週1コマ×2ヶ月
内容:週1コマの外来を行い、よく遭遇する泌尿器疾患の診断・マネジメントを学ぶ。
12. 選択
期間:3~4年次:週2コマ×6ヶ月
内容:希望する診療科で週2コマの外来研修を行う。選択可能な診療科は眼科、放射線科、耳鼻科、形成外科、リウマチ科、児童精神・心療内科、エコー、内視鏡等から複数選択可能。
基幹施設:浜松医科大学医学部附属病院
連携施設:菊川市家庭医療センター、森町家庭医療クリニック、御前崎市家庭医療センター・しろわクリニック、菊川市立総合病院、公立森町病院 、市立御前崎総合病院、磐田市立総合病院、中東遠総合医療センター藤枝市立総合病院、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、浜松医療センター、坂の上ファミリークリニック、坂の上在宅医療支援医院、浜松佐藤町診療所、袋井市立聖隷袋井市民病院、佐久間病院、西伊豆健育会病院、伊東市民病院、清水厚生病院、トータルファミリーケア北西医院、三島共立病院、榛原総合病院、市立湖西病院、南生協病院
4年間
総合診療専門研修 3年間+家庭医療専門研修 1年間(連動型)
当プログラムでは以下のような診療が実践できる病院総合診療医を育成します。
本プログラムは、日本専門医機構総合診療専門研修プログラムおよび日本病院総合診療医学会病院総合診 療専門研修プログラムに準拠しています。
期間施設:浜松医科大学医学部附属病院
連携施設:浜松医療センター、聖隷浜松病院、伊東市民病院、西伊豆健育会病院、
菊川市立総合病院、公立森町病院、市立御前崎総合病院、菊川市家庭医療センター、森町家庭医療クリニック、御前崎市家庭医療センター・しろわクリニック
磐田市立総合病院、中東遠総合医療センター、藤枝市立総合病院
聖隷三方原病院、袋井市立聖隷袋井市民病院、佐久間病院、清水厚生病院、三島共立病院、榛原総合病院、
市立湖西病院、南生協病院、坂の上ファミリークリニック、坂の上在宅医療支援医院、浜松佐藤町診療所、
トータルファミリーケア北西医院
4年間
総合診療専門研修 3年間+病院総合診療専門研修 1年間