浜松医科大学医学部附属病院

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総合診療

2022年7月8日更新

1.はじめに


   プログラムリーダー 浜松医科大学地域家庭医療学講座 特任教授 井上真智子
  
 みなさん、こんにちは。浜松医科大学総合診療プログラム(静岡家庭医養成プログラム:SFM)は、静岡県の中東遠地域を中心とした3年間の総合診療研修プログラムです。また当総合診療専門研修プログラムは家庭医療専門研修プログラム(4年制)と連動して登録しており、計4年間の研修を修了することで、総合診療専門医に加え家庭医療専門医の受験資格も得ることを目指しています。

 ・地域医療に貢献したい

 ・在宅医療や人生の最終段階のケアに携わりたい

 ・子どもから高齢者まで、女性のケアも含めて家族まるごと診たい

 ・医師として何でも対応できるようになりたい

 ・患者さんを人として総合的に診ることができるようになりたい

 ・将来開業したい・・

 等、考えている方にお勧めです。

 静岡家庭医養成プログラムは、中東遠医療圏の5市1町(磐田市、菊川市、森町、御前崎市、掛川市、袋井市)からなる静岡家庭医養成協議会が浜松医科大学と連携のもと、2010年より運営をスタートし、これまでに専攻医23名、フェロー6名が修了しました。2022年度は専攻医15名、フェロー1名が在籍し、充実した指導医体制(10名+スタッフ)のもと学んでいます。先輩、同期がいて、仲間と一緒に楽しく学ぶことができるのが特徴です。

充実した研修指導体制として、家庭医の指導スタッフによる外来診療のプリセプティング、振り返り、メンタリングを行っています。木曜午後にはグランドラウンドとして、指導医や外部講師によるレクチャー、ワークショップ、多職種学習会を開催しています。ミシガン大学家庭医療学講座との連携により、教育、研究サポートを受けることができます。

また、総合診療専門医に加えて、日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医の取得を同時にめざすことができます。グローバルスタンダードの家庭医・総合診療医として活躍したい方、ぜひ気軽に見学にいらしてください!

 

浜松医科大学総合診療プログラム(静岡家庭医養成プログラム)ホームページ



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「静岡家庭医養成プログラム(SFM)」   








問い合わせ:浜松医科大学総合診療専門研修プログラム事務局

      TEL:053-435-2416  E-mail:fammed-program@hama-med.ac.jp



2.目的

 "子宮の中から天国まで"をモットーに、地域の健康に貢献できる総合診療医・家庭医としての専門性とキャリアを確立していきます。 

 

3.目標

1.  包括的全科診療
  家族ぐるみのかかりつけ医(家庭医)として、全科診療(小児・成人・女性・高齢者のケアを含む)が
  できる。

2. 患者中心性の追求
  患者中心の医療の方法論をふまえ、誰もが安心してかかれる満足度の高い診療ができる。

3. 患者・家族の人生に寄り添う在宅診療
   最期まで患者・家族の人生に寄り添う在宅ケア・在宅ホスピスができる。

4. グループ診療、多職種協働によるチーム医療
   医師複数体制のグループ診療、多職種協働による連携を重視した医療を行うことができる。

5.  すべての年齢に応じたヘルスメンテナンス
  地域住民全体の健康の向上のため、すべての年齢に応じたヘルスメンテナンスができる。

6. リサーチ活動で家庭医療学の発展をめざす
  家庭医療学、プライマリ・ケアの発展のため、リサーチマインドを持って研さんできる。

  

4.特徴

 継続診療の醍醐味を経験し、家庭医としてのアイデンティティを確立するため、1、2年次は週一回のHalf-day back、3年次以降はOne-day backとして、所属する家庭医療クリニック(菊川、森町、御前崎)で継続診療を行います。

一日の診療後は、指導医やレジデント仲間との振り返りを行い、家庭医として必須の知識、スキル、態度を学びます。



1. 家庭医療外来教育

◆外来患者1人ずつについて、プリセプター(指導医)が指導を行います。幅広く、高い診療能力をもつ家庭医が教育にあたります。かかりつけ医の観点から、疾患診断・治療のみでなく、予防接種・健診等を含めたヘルスメンテナンス・ヘルスプロモーションにも配慮するよう指導します。

2.  充実した産婦人科研修

◆妊婦検診、正常分娩の取り扱いができるようになることを目指します。また、家庭医として必要なウィメンズヘルスの知識やスキルを身につけます。

◆浜松医大寄附講座「産婦人科家庭医療学」特任教授が婦人科診療や分娩の指導をします。

3.  オリジナル研究プロジェクト

◆4年間を通して、オリジナルな研究プロジェクトを実施します。そのために必要な知識を身につけ、メンタリングを受けながら、研究計画の立案・実施、データ収集、データ分析・まとめ、学会発表、論文発表を経験します。

4.  グランドラウンド(GR)

◆木曜日の午後にはレクチャーやセミナー、ワークショップを開催しています。レジデント、指導医のみならず、多職種での学習会も行います。また、気づきや学びを深めるため、ポートフォリオの検討や振り返りをレジデント全員で行います。

5.  アドバイザー制度

  ◆指導医とミーティングを行って、家庭医としての成長をともに確認していきます。

19.総合診療:写真.png

  


5.研修カリキュラム

日本プライマリ・ケア連合学会 改訂後期研修プログラムに準拠

1. 総合診療Ⅰ(必修 3年次:6ヶ月、4年次:12ケ月の計8ケ月)        
  家庭医療クリニックや小病院での外来・訪問診療を中心とした研修です。3年次、4年次は家庭医療クリ
 ニックで外来・在宅診療を行います。外来では子どもから女性、高齢者まであらゆる年代のあらゆる健康問 
 題のケアを行い、さらに在宅診療、緩和ケアの経験を積みます。地域ケアとして、地域の校医・嘱託医活動
 や、population healthの課題に取り組みます。

2. 総合診療Ⅱ(必修 1年次:3ヶ月、2年次:3ヶ月、3年次:6か月の計12ケ月)
  診療科にとらわれず広い範囲の病棟・外来診療、救急医療を経験します。
  また、1年次は超音波検査、2年次は上部内視鏡検査の研修を行うこともできます。

3. 内科研修(必修 1・2年次  計12ヶ月)
  家庭医療でよく遭遇する疾患にフォーカスを当てた内科領域を集中的に研修します。

4. 救急研修(必修 1年次3ヶ月)
  救急科専門医の指導のもと多岐にわたる救急医療に携わります。各医療圏の救命救急機能の中核を担う病院
 です。

5. 小児科研修(必修 1年次3ヶ月)
  一般小児、小児救急、NICUの研修を行います。
  小児科ローテーション中の救急外来では、主として、小児救急を経験します。

6. 産婦人科研修(必修 3年次2ヶ月)
  妊婦健診、正常分娩の管理ができるようになることを目指します。また、家庭医として必要なウィメンズ
  ヘルスの基本的な知識やスキルを身につけます。
  指導は、浜松医科大学産婦人科家庭医療学講座の教員が行います。

7. 整形外科研修(必修 2年次2ヶ月)
  基本的な診察手技、プライマリ・ケアでよく遭遇する疾患の診断・マネジメントについて学びます。

8. 緩和ケア研修(必修 3年次2ヶ月)
  緩和ケアの知識、スキル、態度を学び、家庭医として在宅緩和ケアを実践できる事を目指します。

9. 精神科研修(必修 4年次 週2コマ×3ヶ月)
  週1日の外来・病棟研修を行い、うつ病、パニック障害などよく遭遇する精神疾患の診断・マネジメント
  と、継続的な精神疾患のケアについて学びます。

10. 皮膚科研修(必修 4年次 週2コマ×3ヶ月)

  菊川市立総合病院の皮膚科にて、週2コマの外来を行い、よく遭遇する皮膚疾患の診断・マネジメントを
  学びます。

11. 泌尿器科研修(必修 4年次 週1コマ×2ヶ月)
  週2コマの外来を行い、よく遭遇する泌尿器疾患の診断・マネジメントを学びます。

12. 選択②(4年次 週2コマ×4ヶ月)
  4年次に、希望する診療科で週2コマの外来研修を行うことができます。診療科は、眼科、放射線科、耳鼻
科、形成外科、リウマチ科、エコー、内視鏡、小児科外来、外科外来、整形外科外来、産婦人科外来、その
他から複数選択できます。 


6.研修例

19.総合診療:研修例.png

 

7.研修病院群

浜松医科大学医学部附属病院

菊川市家庭医療センター

森町家庭医療クリニック

御前崎市家庭医療センター・しろわクリニック

菊川市立総合病院

公立森町病院 

市立御前崎総合病院

磐田市立総合病院

中東遠総合医療センター

その他の連携施設

藤枝市立総合病院、浜松医療センター、総合病院聖隷浜松病院、総合病院聖隷三方原病院、総合病院南生協病院、坂の上ファミリークリニック、坂の上在宅医療支援医院、浜松佐藤町診療所、袋井市立聖隷袋井市民病院、佐久間病院、三島共立病院、西伊豆健育会病院、伊東市民病院、清水厚生病院、トータルファミリーケア北西医院

 

8.研修期間

 4年間(48ヶ月)