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浜松市立引佐北部小中学校にて「いのちの授業」を実施しました(令和7年12月4日)

2025年12月18日

  令和7年12月4日(木)、浜松市立引佐北部小中学校 学校保健委員会にて、本院 造血細胞移植センターが「いのちの授業」を実施しました。
 この授業は、児童・生徒たちが、がんなどの病気について正しく理解し、健康やいのちの大切さに触れながら、がんと共に生きる人たちが暮らしやすい社会について、「今わたしたちが出来ること」を考えることを目的とし、講話とグループワークを実施しました。

1. 講話「がんを知って、よりよく生きよう」
 造血細胞移植コーディネーター三井梢による講話を実施しました。がん患者に出会う機会が増えつつある今、患者への差別を無くし、互いに支えあいながら共存する社会の形成が必要となってきています。がんについて正しく理解し、健康と命の大切さについて主体的に考える機会を設け、授業後半のグループワークへ繋げました。

2. グループワーク・意見発表「今、あなたにできることは何?」
 三井コーディネーターの講話を聞いて、小学5年~中学3年生の45名が学年を越えて9グループに分かれ、次のテーマについて考えました。

① 自らの健康について考える
② がんと向き合う患者と協働・連携していく社会の実現を考える
③ 自他の命の大切さを考える
④ 他者の命を守るために自主的にできることを考える

 グループワークの後、全体で共有し、「生活習慣を見直す」(スマホの時間を決める、ストレスをためすぎない)や「喫煙・お酒はほどほどに」といった自身を見直すもの、「もし周りに病気の人がいてもいつも通りに接する」(偏見にとらわれないようにする)や、「がん患者としてみるのではなく、みんな一緒である」(差別をしない)、「病気があっても認めあえる社会にしたい」など、病気に対しての考え方や周囲への思いやりに関するもの、「ドナーや献血・がんのことをもっと知りたい」との前向きな声もあり、様々な意見が出されました。
 今後、学校では、今回の講話やグループワークをもとに家族や地域の人と考えを深めていくとのことです。

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講話の様子

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グループワーク

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発表の様子1

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発表の様子2


 






本院は、令和2年4月より、厚生労働省の造血幹細胞移植推進事業が掲げる「造血幹細胞移植地域推進拠点病院」に選出されており 、「いのちの授業」はこの事業の一環として実施しています。


(造血細胞移植センター)