浜松医科大学医学部附属病院

採用・募集

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整形外科

2024年8月28日更新 

研修医のみなさんへ

 平成16年から、医師免許取得後の2年間の臨床研修が必修化されました。臨床研修における必修科目は、内科、外科および救急部門(麻酔科を含む)、小児科、産婦人科、精神科及び地域・保険医療となっていて、整形外科は含まれていません。しかし、厚生労働省が提示した臨床研修の到達目標の中には整形外科関連疾患が数多く含まれています。将来整形外科医を目指す研修医は、初期研修の2年間の中で選択研修ができるようになっていますが決して十分でないのが現状であり、初期研修期間終了後にしっかりとしたプログラムの下で研修することが必要です。整形外科専攻医研修では、基幹病院と連携病院で4年間の勤務を行い、専門医試験に合格することで専門医を取得することを目標とします。浜松医大を基幹病院としたプログラムは、多くの臨床経験(救急、手術、外来)を積むことができるほか、学会発表や論文作成についても指導を受けられ、4年間の専攻医研修期間で整形外科医として十分に診療していく基盤が身につくように作成されております。静岡県は整形外科医がまだまだ不足しており、各地域においてニーズに応えられる整形外科医を育成し充足させるべく、大学病院、連携病院に経験豊富な指導スタッフをそろえております。

 

1.専門医制度について1)  後期研修プログラムの内容

整形外科専門医となるには、4年目の12月までに、下記①~⑤の要項を修了し、1月に整形外科専門医試験を受験して合格することが必要です。

①各修得すべき領域分野に求められている必要単位を全て満たしていること。

②行動目標のすべての必修項目について目標を達成していること。

③臨床医として十分な適性が備わっていること。

④研修期間中に日本整形外科学会が主催又は認定する教育研修会を受講し、所定の手続により30単位を修得していること。

⑤1回以上の学会発表、また筆頭著者として1編以上の論文があること。 

  

2.研修分野・連携施設・研修モデル

 整形外科専攻医プログラムには10の必修分野と必要単位数が制定されております。

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40単位
+5単位(流動)



 現在、浜松医科大学整形外科には、脊椎、股関節、膝関節・スポーツ、手外科・末梢神経、骨軟部腫瘍、
小児整形外科、などの診療・研究グループがあります。連携施設として、救急外傷、スポーツ医学、手外科、脊椎外科、関節外科、関節リウマチ、地域医療など、それぞれに特色をもった23におよぶ病院があり、機能的なローテーションにより、プライマリケアや救急外傷から最先端の臨床・研究までを幅広く学ぶことができます。


連携施設

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<専攻医研修基本モデル>

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※連携施設:
 上記23病院
 より選択              




連携施設(1~3病院)をローテーションすることと、大学医員としての研修することが基本となります。連携施設では主治医、執刀医となり積極的に診療に参加をしていただきます。浜松医大を基幹病院としたプログラムでは非常に多くの手術執刀数を経験することができます。また、大学勤務においても、各診療グループの専門的な手術に参加をしていただくことのほか、外傷症例においては執刀医となって指導医のもと研鑽を積んでいただくことができます。大学病院勤務の期間は、希望に応じて6ヵ月以上で調整できます。

 

3.専門医取得後

 基本的には関連病院で臨床経験をさらに積み、さらに新しい専攻医への指導医となって勤務を継続していただきます。日本整形外科学会脊椎脊髄病医、日本整形外科学会スポーツ医、日本整形外科学会リウマチ医、運動器リハビリテーション医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医、日本手外科学会専門医の取得が可能です。また、日本リウマチ学会専門医、日本体育協会スポーツ専門医等の取得が可能です。関連病院整形外科は増員を希望している病院が多く、また、新規医師派遣を希望する病院も多いため、慢性的な整形外科医師不足の状態です。研修は6年目で終わりということではなく、自身の専門性をより高めるため絶え間ない努力が必要です。
 専門医取得後、基礎的研究への興味が芽生えた方は、大学院への進学も可能となります。より視野・見聞を広めたい方は国内留学、国外留学も積極的に勧めています。学位取得後は、大学助教、講師となり、先進医療を行う機会もあります。




4. 処遇

浜松医科大学附属病院や各研修連携施設の病院規定によりますが、労働環境、労働安全、勤務条件等へ以下に示す配慮をします。

・研修施設の責任者は専攻医のために適切な労働環境の整備に努めます。

・研修施設の責任者は専攻医の心身の健康維持に配慮します。

・過剰な時間外勤務を命じないようにします。

・施設の給与体系を明示します。

 

プログラム責任者

  整形外科  松山 幸弘

 

事務連絡先

  整形外科  大和 雄   

mail:yamato●hama-med.ac.jp (●を@に変換して送信してください)
TEL :053-435-2299
FAX :053-435-2296

浜松医大整形外科ホームページ  http://hama-ortho.jp/(オリジナルサイトへ移動します)
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