Adoption Information
呼吸器疾患は内科疾患に占める割合が多く、特徴として生命を左右する緊急性の高い疾患を多く含むこと、迅速な診断、対応および治療が求められることなどが挙げられます。日常診療において的確な病歴聴取と身体所見、検査所見から呼吸器疾患を鑑別し緊急性の判断、迅速な初期治療を学ぶことは呼吸器内科後期研修において必須事項です。本プログラムでは、日本専門医機構と日本内科学会が提唱する内科系医師に必須であるgeneralityと呼吸器病を中心としたsubspecialtyを習得する内科系二段階制を基本骨格としています。後期臨床研修の3年間は、日本内科学会の新内科専門医制度に準じたプログラムで研修を行い、医師としての倫理観と安全に関する知識を有し、内科全般にわたる標準的な知識と技能を修得したgeneralistである新内科専門医を目指します。また同時に、日本呼吸器学会、日本アレルギー学会、日本呼吸器内視鏡学会専門医制度に準じたカリキュラムで研修を行います。本プログラムで呼吸器専門医に求められる専門的知識・確実な技量を取得し、他科との円滑な連携のとれるチーム医療の一員としてどこででも活躍できる呼吸器内科医としての基礎を固めることを目指します。また、学会活動にも積極的に参加して頂き、学会指定の教育講演会への参加は勿論、症例報告なども経験して頂きます。
後期研修では、まず日本内科学会新内科専門医を取得し、その後サブスペシャリティとして日本呼吸器学会 呼吸器専門医の取得を目指すこととなります。日本アレルギー学会や日本呼吸器内視鏡学会では、それぞれの専門医プログラムを新制度に基づいて整備中となっています。
日本呼吸器学会 呼吸器専門医 |
内科系サブスペシャリティ専門医の1つ. 専門医の標榜が可能 |
日本アレルギー学会 アレルギー専門医 |
学会にて整備中 |
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医 |
学会にて整備中 |
浜松医科大学の内科専門医研修プログラムへの参加を推奨します。浜松医科大学が提供する「サブスペシャリティ重点コース」で呼吸器内科を選択した場合、3年間の内科専門医研修期間中に大学病院を含む下記の基幹病院で1~2年間の呼吸器専門医取得のための研修を並行して行うことが可能です。5年目までに内科専門医に必要なカリキュラムを終了し、6年目に内科専門医取得を目指します。「サブスペシャリティ重点コース」については浜松医科大学内科専門医プログラムをご参照下さい。
呼吸器専門医取得に必要な研修を大学または関連病院において継続します。内科専門医研修中にサブスペシャリティ研修を並行して行っている場合は、最短で卒後7年目または8年目より呼吸器専門医受験資格を得ることができます。
関連病院、あるいは大学病院でさらに診断、検査、治療技術の向上につとめます。博士号取得を希望する場合は卒後8年目以降に大学院へ進学します。また大学院では研究活動を行いながら病棟を中心に専門医取得に必要な臨床経験を積み、各専門医取得のためのカリキュラムを履行することが可能です。
大学病院で後期研修を行う場合、病棟での研修に加え、希望があれば関連病院等で兼業が行えます。学位取得のため大学院に入学した場合、生活費等を賄うための兼業が行えるよう配慮します。
研修スケジュールの一例を示します。
※ 各学会における専門医研修は確定していない部分もあり変更となる場合があります。
大学院進学は、卒後8年目以降を想定しています。大学院では、最初の1年は病棟で専門医取得のための臨床経験や診療技術の習得に努めるとともに、研究のための実験手技等について学習します。2年目からは研究・実験に専念できるように配慮しますが、同時に臨床的能力の維持もできるよう学習の機会を考慮します。
聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院、JA静岡厚生連遠州病院、
国立病院機構天竜病院、浜松赤十字病院、浜松労災病院、静岡県立総合病院、静岡市立清水病院、
静岡市立静岡病院、静岡赤十字病院、静岡済生会病院、藤枝市立総合病院、島田市立総合医療センターなど
適宜相談に応じます。
浜松医科大学 呼吸器内科長 須田隆文 mail:suda●hama-med.ac.jp(●を@に変換して送信してください)
TEL:053-435-2263
担当者 藤澤朋幸 email: fujisawa●hama-med.ac.jp (●を@に変換して送信してください)
第二内科事務 TEL: 053-435-2262 FAX: 053-435-2354
大学の関連ページ