Adoption Information
浜松医科大学の脳神経内科は以前は内科学第一講座に属し、内科学第一講座へ入局していただいておりましたが、2021年5月1日に附属病院脳神経内科として独立しました。しかし、運営や診療体制には従来と大きな変化はありません。神経内科専門医育成のためのプログラムに沿って研修し、日本神経学会専門医試験の受験を目指します。
卒後3年目から5年目
原則的に、浜松医科大学の内科専門研修プログラムに参加していただきます。浜松医科大学医学部附属病院を1年かけて研修し、脳神経内科を含むすべての内科分野の症例を経験します。希望に応じて、学会発表や論文作成などの経験を得ることが可能です。その後の2年はサブスペシャリティ(脳神経内科)を中心に、聖隷浜松病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院、焼津市立総合病院、静岡赤十字病院など、当科の関連施設での研修を行います。神経生理、神経放射線、神経病理の研修はそれぞれの施設で可能ですが、不足部分は施設間の異動により補完が可能です。
卒後6年目~
内科専門医を取得後し、また、できるだけ様々なタイプの施設(例えば急性期の症例を豊富に経験できる病院、慢性期神経疾患・神経難病について時間をかけて診療できる病院)に勤務し、主治医として活躍しながら、神経内科専門医取得を目指します。
勤務先は聖隷浜松病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院、焼津市立総合病院、静岡赤十字病院、JA静岡厚生連遠州総合病院、独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター、独立行政法人国立病院機構静岡医療センター、独立行政法人国立病院機構天竜病院などです。
また、静岡県内の基幹病院の脳神経内科は静岡県専門医研修ネットワークに参加しており、「ふじのくに研修ネットワークプログラム」に沿って希望の病院で研修指導を受けることができます。
当大学脳神経内科は、小さなグループではありますが、関連施設間での強力なネットワークをもとに実地臨床に即した相互扶助的な教育システムが構築されているところが特徴です。
① 教育施設
(神経学会へのリンク https://neuro.members-web.com/certified-list/facility/22)
② 指導管理責任者名;中村友彦
③ 指導医名;中村友彦、長島優、武内智康
④ 専門医名;中村友彦、長島優、武内智康、渡邊一樹、若月里江、竹ノ内晃之
⑤ 専門医以外の医師の紹介;なし
以下の内容を身につけ、研修終了後には神経内科専門医取得可能となる。
研修記録と修了評価
1)神経内科専門医を目指す研修医は神経学会のホームページにある神経内科専門医研修カリキュラムを
ダウンロードし、3年間で全ての項目の研修ができるよう目標を定める。
2)指導医は、年度毎に神経内科専門医研修カリキュラム達成状況を確認し、過不足なく研修が出来るよう
努める。
3)3年間の研修修了時、もしくは自施設を研修医が移動する際に、指導医は神経学会のホームページより研
修修了証明書をダウンロードし、必要事項を記載の上、研修医に渡す。
4)評価記録の記載された神経内科専門医研修カリキュラムと研修修了証明書は神経内科専門医を受験する
際に必要となる可能性があるので、研修医と指導医は大切に保管すること。
※このスケジュールは例であり、各施設に応じて十分な研修ができるよう工夫する。
※後期研修の途中に他の教育施設、准教育施設、教育関連施設から移動してきた研修医に対し、指導医は前施設における神経内科専門医研修カリキュラムの到達度を把握して、個別のカリキュラムを作成することが望ましい。
浜松医科大学医学部附属病院 武内 智康 Email: bunai.t●hama-med.ac.jp
(●を@に変換して送信してください。)
大学の関連ページ