浜松医科大学医学部附属病院

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電気自動車(EV)の電力で滅菌装置の運転が可能か否かを確かめる実証実験を行いました

2023年08月31日

 8月24日(木)、附属病院 緊急多機能棟前で、本院材料部 彦坂看護師、救急災害医学講座 吉野教授、次世代創造医工情報教育センター 齊藤医師らが、電気自動車(EV)の電力で滅菌装置の運転が可能か否かを確かめる実証実験を行いました。
 地震災害発生時、多数傷病者に対して医療処置が必要になります。医療器材再使用時は滅菌が必要ですが、停電や滅菌設備の故障により滅菌機能が失われていた場合、医療継続は困難になります。また、地域には医療救護所が設置されますが、滅菌設備はありません。地域の医療継続に資するために、EVからの電力で滅菌装置の正常な運転が可能かどうかを確かめる目的で行ったものです。
 実験は浜松市や医療機器メーカー ASP Japan 合同会社、浜松日産自動車などが協力しました。EVから外部給電器を経由して、屋外に設置した滅菌装置に電力を供給しました。滅菌装置は正常に稼働し、各種検証インジケータを用いて実際に滅菌が出来たことを確認しました。

20231208 EV実証実験3(0824災害時滅菌装置電源)(HP用)40.jpg電気自動車(EV)による滅菌装置への電源供給(実証実験)の様子