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第二外科(上部消化管外科・下部消化管外科・肝胆膵外科・血管外科)

2017年9月29日更新

第二外科(上部消化管外科、下部消化管外科、肝・胆・膵外科、血管外科)

1.後期研修プログラムの内容

1.後期研修プログラムの内容

 初期研修終了後、当科に入局後の後期研修期間は原則として3年間です。初期研修と合わせて通算5年間研修することで、外科専門医の資格習得を目指します。

(1)後期研修プログラムおよび研修施設

 入局決定後に各個人の希望、初期研修内容を考慮した上で後期研修プログラムを決定いたします。原則的には、当科関連教育施設(県内26病院、県外6病院)での3年間の研修となります。本人の希望を考慮したうえで、各病院の特性による研修内容の差が生じないよう、また各領域の診断、検査、治療を万遍なく研修できるように、1~2年での研修施設間の異動を行います。また、当科での初期研修を経験していない方で希望のある場合には、大学(浜松医科大学医学部附属病院第2外科)での研修も可能です。上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、血管外科の各指導医のもとで各領域の研修を行います。

(2)研修内容

 後期研修では、実際の医療現場で主治医として患者に接し、診断、治療方針の決定、インフォームド・コンセント、処置、手術、術後管理、緩和医療など上級医の指導のもと行います。基礎的な外科的手技からより高度な技術の習得まで、後期研修終了時には外科専門医の資格取得を目指します。

2.6~7年以降の進路について

 後期研修終了後は、さらに専門性を高めるため、大学病院での臨床に従事するとともに医学研究に携わります。

  1. 専門医の育成
     後期研修終了後(卒業後6年目)に上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、血管外科の4領域から専門分野を決定し、所属グループ毎による、より専門性の高い指導が開始されます。6年目の1年間は、主に大学病院での病棟主治医として、各専門医の指導のもと、入院患者の診察、診断、治療方針の決定、インフォームド・コンセント、術前管理、手術、術後管理、緩和医療などを担当いたします。臨床研究を行い、成果を学会で発表し論文にまとめ、専門医資格取得を目指します。
  2. 研究への関わり 

    所属グループ決定後には、各自の研究のテーマが与えられ、6年目は病棟主治医を行いながら主に臨床研究を進め、7年目には臨床に携わりつつ、実験やデータの解析など基礎的研究を中心に行っていきます。大学院への進学を希望する方は、卒業後年次に関わらず進学が可能です。その後のプログラムは、個々と相談の上決定いたします。大学院在学中、卒業後の海外留学や国内留学も可能です。

     また、上級医の指導のもと、科学研究費の申請や各種研究助成に積極的に応募していただき、研修、研究をより密度の濃いものにしていきます。

  3. チーフレジデント制度
     研究を終了した8年目の医師は、第二外科研修の総まとめとして病棟チーフレジデントを担当いたします。チーフレジデントは、全ての領域の専門手術を術者として経験し、病棟管理や研修医、病棟主治医の指導を行い、外科的技術、指導力、病棟管理能力の習得を目指します。チーフレジデントとしての研修を終了した後は、関連施設において第一線の外科医として活躍したり、海外へ留学しさらに見聞を広めたり、大学に籍を置きさらに臨床研究を探求したりと、各個人の希望を考慮し、多彩な道が開けています。
  4. 関連施設
     現在、当科関連施設は県内24病院、県外6病院であり、それぞれに特徴を持った医療の提供を行っています。県内の地域基幹病院からの医師招聘が相次ぎ、当科では派遣する医師が足りない状況が続いております。今後、関連施設はますます充実したものになっていくことが予想されます。当科にて研修を終えた医師は、各病院の第一線で活躍し、皆高い評価を得ています。

3.基本進路

 個別の進路相談には応じます。

4.処遇

  1. 兼業
     6年目以降の大学在籍期間中は週一回(月曜から金曜の 1日、8時間)の兼業を許可いたします。兼業先は近隣の総合病院や個人病院などですが、この兼業により地域医療に貢献するとともに、大学ではなかなか経験のできない初期医療、他領域の疾患などの経験を積むことが可能です。
  2. 学位等について
     大学院へ進学した場合には、当科や基礎医学教室での指導のもと研究をまとめ、3~4年で学位取得を目指します。大学院へ進学しない場合でも、論文提出による学位取得が可能です。

5.専門医制度や大学院との関連について

  1. 当科で取得可能な専門医資格
    ・日本外科学会専門医
    ・日本消化器外科学会専門医
    ・日本心臓血管外科学会専門医
    ・日本消化器内視鏡学会専門医
    ・日本消化器病学会専門医
    ・日本食道学会食道外科専門医
    ・日本大腸肛門病学会専門医
    ・日本肝胆膵外科学会高度技能医専門医
    ・日本内視鏡外科学会技術認定取得
    ・ステントグラフト実施基準管理委員会認定
    ・胸部・腹部大動脈ステントグラフト指導医
    ・日本脈管学会脈管専門医
    ・下肢静脈瘤レーザー焼灼術専門医
  2. 指導状況
     日本外科学会専門医は卒業後6年目での受験が可能です。当科のカリキュラムは6年目での日本外科学会専門医の取得を目指したものになっています。また、6年目より始まる各専門領域の指導により、およそ8~10年目での各領域専門医の資格取得を目指します。
  3. 一般市中病院の公募などで研修する場合との違い
    当科では、以上お示ししましたように各専門医を卒業後10年で取得できるようにカリキュラムを組んでいます。また、臨床のみならず、研究、学位取得に向けた指導体制も充実しております。チーフレジデント終了後は、様々な進路に従い、皆それぞれの立場で活躍しております。全てに対応できる充実した指導体制や、研修終了後にその実力を思う存分発揮できる多くの関連施設の存在などは、大学/大学病院の医局に入局する優位性の一つと言えるでしょう。

プログラム責任者

     第二外科  竹内 裕也

事務連絡先

     第二外科  神谷 欣志(医局長)、

      平松 良浩 (後期研修担当)
mail :surgery2@hama-med.ac.jp
Tel: 053-435-2279
Fax: 053-435-2273