国立大学法人 浜松医科大学

教育

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白菊会

 献体されました御遺族の皆様並びに関係者各位に心から感謝申し上げます。

  ■浜松医科大学白菊会新規入会受付を再開しました。

このたび令和 2 年 9 月 1 日(火)より、新規入会受付を再開いたしました。

入会をご希望の場合は、下記の白菊会事務局までお問い合わせください。

※申込み多数の場合、早期に受付を終了する場合がありますこと、ご了承お願いいたします。


    浜松医科大学白菊会事務局(総務課総務係) 電話053-435-2120
                         Eメール sss@hama-med.ac.jp

  ■毎年10月の第四木曜日の午前に、浜松医科大学白菊会の総会を開催させていただき、午後から体育館で

無宗教による慰霊祭を行っております。

  ■令和元年(2019年)度の解剖体慰霊祭の様子をご覧になれます。

    令和元年 10 月 24 日(木)、本学体育館にて執り行いました。

    リンク先はこちらです。クリックしてください。

  ■ 御献体されました成願者数(解剖体数)の御報告です。
    ・ 令和元年 (2019 年) 度  38体
    ・ 平成30年 (2018年) 度  40体
    ・ 平成29年 (2017年) 度  40体
    ・ 平成28年 (2016年) 度  40体
    ・ 平成27年 (2015年) 度  40体
    ・ 平成26年 (2014年) 度  40体

  ■ 令和元年(2019年)度、解剖学実習および見学実習を担当したのは以下です。
    ・ 大学院医学研究科博士課程(集中講義と実習)
    ・ 医学科6年生 臨床解剖学実習
    ・ 医学科2年生 系統解剖学実習(119名)
    ・ 浜松医大看護学科1年生と編入生(見学実習)
    ・ 大学および専門学校の見学実習
     (常葉大学 静岡キャンパスおよび浜松キャンパス)
     (聖隷クリストファー大学)、専門学校10数校


■ 沿革(概要)
 浜松医大の開学時に、解剖学講座の教授は東大解剖学から赴任されました。その関係で、東大を本部とした献体の会「白菊会」へ、浜松医科大学支部として所属したい旨申し入れました。関東地区を中心とした各大学支部がひとつの連合として組織化されて、浜松医大も名を連ねていました。
 その後、財団法人日本篤志献体協会が設立されて、献体に関する様々な事業が実施されてきました。世間に献体が周知されてきたのに伴い、各大学ごとに白菊会を設けて、献体をご希望される会員の登録手続きから遺骨の返還まですべてを行うようになりました。浜松医科大学も数年前に脱会して独立しています。
 1955(昭和30)年に献体の会を発足させたのは、故倉屋利一様とその友人、東大解剖学教室の教授らでした。2003(平成15)年に、91歳でお亡くなりになった倉屋さんの追悼式が、日比谷公会堂にて執り行われました。浜松医大の職員、および白菊会会員も参列させて頂きました。倉屋さんは浜松医大とのご縁もあり、毎年、来学されて解剖学実習の合間に特別講義として献体の講演をしてくださいました。
 開学当初は献体数も少ない状況が続きましたが、浜松市内および郊外の聖隷病院・福祉施設を設立された、故長谷川 保先生を中心に「新天会」が発足しました。多くの会員登録者が増えたおかげで献体が不足することなく、解剖学実習を行うことが可能となりました。
 故長谷川先生は自ら献体され、生前のご希望を受けて解剖学講座にて骨格標本を製作しました(製作者:佐野)。現在、「聖隷歴史資料館」に展示されており自由に見学することができます。また解剖学実習室内に、男女合わせた2体の骨格標本を見ることができます。お二人は、生前は聖隷病院の医師ご夫妻で新天会から献体されました。
 新たに発足して頂いた「新天会」におかれましては「白菊会」と同様、多大なご協力を賜りまして深く感謝申し上げます。