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社会貢献プロジェクト

本学では、社会貢献活動を推進するため、教員等による活動に対して支援を行っています。

令和7年度社会貢献プロジェクト一覧

親子で学ぼう!感染対策2025~身近に潜む細菌を見てみよう~

所属

職名

責任者名

感染制御センター

センター長

古橋 一樹

概要 身近な細菌や感染対策に関する知識の啓発を目的とし、夏休みを利用して小学生の親子が一緒に学ぶ場を提供する。細菌の観察のみならず、医療機関における感染症や感染対策の実際を紹介し、さらに、微生物検査や感染対策の体験実習を通じて感染症や感染対策への興味を高めることをねらいとする。

第6回浜松医科大学ブラック・ジャック セミナー

所属

職名

責任者名

外科学第二講座

教授

竹内 裕也

概要

医師の仕事を中高生に体験させ、医療への関心を高め将来の進路選定を支援する活動。ブラック・ジャック セミナーは、日本の将来を担う中高生に最新医療の体験を通じて「将来医師になりたい」「医療に携わりたい」という興味を抱いて欲しいという思いから、実際の医療機器を用いた医療体験セミナーとして2005年より全国で実施され、浜松医科大学では2017年に初開催。コロナ禍で中断後、2023年に再開し今回で6回目となる。セミナーでは救命救急や手術縫合、最新医療機器の体験などを提供する。

デバイス開発体験~身近な課題を解決しよう~

所属

職名

責任者名

技術部

技術専門職員

村松 歩

概要

AI、IoT、データサイエンスと言った情報技術の進歩が顕著で、今後の医学教育においても工学・情報学といった多岐に渡る科学分野の知識が求められていくと推察されるため、小中学生向けにプログラミングを題材としたデバイス開発体験を実施することで、情報技術への興味関心・身の回りの課題解決能力を増進させる活動を行う。今年度はベーシックコースとアドバンスドコースの2コースを計画しており、ベーシックコースは、デバイス開発の基礎及び機器の使用方法について学び、科学への興味関心の向上を図る。アドバンスドコースは、さらに深掘りしたいと考える子を対象とした、より専門的な内容について学び、身近な課題解決能力向上を図る。

未来を育む妊婦体験ワークショップ

所属

職名

責任者名

地域診療教育システム開発センター

センター長

中村 和正

概要

ボランティアサークル四つ葉が日頃参加している学習支援に来ている困窮家庭の親子に対して、ワークショップを行う。対象の子どもたちは、不登校であったり発達障害があることで、一般的な学校で教育を受ける回数が少ない。また、兄弟が多かったり、家族に障がいのある方がいることでヤングケアラーとなっている子も多く、経済的にも困窮家庭がメインとなっているため、習い事やお出かけなどを経験する機会も少ない。このイベントでは、子どもに胎児体験や妊婦体験をしてもらったり、赤ちゃんがどうしてできるのかという授業をすることで、人への優しさや関わり方を学ぶ他、将来のことについて考えるきっかけとしてもらいたい。

未来の薬剤師育成プロジェクト:薬への正しい理解を中学生に

所属

職名

責任者名

薬剤部

部長

川上 純一

概要

薬剤師による講義や職業体験を通じ、中学生が薬への正しい理解を深め、薬学への興味を育むとともに、市販薬乱用問題への認識を高めることを目的とする。講義、病院薬剤部の見学、そして薬剤師の職業体験を通じて、地域の中学生が「クスリ」について正しい理解を身につけるほか、学校での授業・学びが実際の薬剤師の仕事にどのように結びつくのかを体感する。これにより、中学生が医学・薬学に興味を持ち、将来の優秀な医療人や研究者の輩出へつなげることを期待する。また、中学生が「クスリ」に関する正しい知識を持つ重要性を理解するきっかけを提供する。

避難所チャレンジ 避難所を楽しく学ぶ

所属

職名

責任者名

地域創成防災支援人材教育センター

特任助教

近藤 誠人

概要

災害医療における防災の普及啓発のために、楽しく学べ、参加者が想像しやすい工夫を取り入れた実践型のワークショップを開催する。災害医療の視点から避難者自身で病気予防をできることを伝え、また、大学が防災の知見を活用し、防災に関わる行政、団体と平時から連携し顔の見える関係を構築することで、災害関連死を防ぐための避難所運営をできるようにする。

市民公開講座「大地震発生時、医療は人を救えるか?Part5」

所属

職名

責任者名

救急部

助教

高橋 善明

概要

南海トラフ地震を想定し、大災害時の市民の自助・共助の意識を高め、大切な命を一つでも守ることを目的として市民公開講座を実施する。静岡県は甚大な人的・物的被害が予想され、病院機能の低下も懸念されている。公開講座では、専門家や行政担当者による災害医療や避難所運営に関する総論、またこれまでの各種災害におけるDMAT活動などの講演に加え、市民トリアージや避難所運営の机上シミュレーションによるグループワーク行い、実践的な対策を学ぶ機会を提供する。

静岡県内多胎児家庭支援(しずおか多胎ネット活動支援)

所属

職名

責任者名

臨床看護学講座

助教

杉山 琴美

概要

静岡県内の多胎家庭が孤立することなく健やかな子育てができるよう、地域、医療、行政が連携して支援できる体制を構築するための基盤を整えることを目的とする。具体的には、多胎家庭を対象としたオンライン教室や静岡県内の保健師等を対象とした防災講座、多胎プレパパママ教室の開催、居住する市町の支援等の情報をまとめた冊子「ふたごみつご子育てBOOK 各市町版」の作成・配布、支援事業の広報活動や子育て情報を充実させるためのしずおか多胎ネットホームページの更新、出張訪問相談、多胎児親子支援のための子育て支援ひろばへの講師派遣を実施する。

在留ブラジル人妊婦を対象とした出産準備講座

所属

職名

責任者名

臨床看護学講座

助教

東 真梨子

概要

在留ブラジル人妊婦が安心して日本での出産に臨めるように支援するとともに、助産師との交流を通して相互理解や関係構築につなげることを目的として、在留ブラジル人を対象とした出産準備講座を行う。産後うつや虐待予防といった観点からも、出産に向けて妊娠中から心や体、社会的な準備を整えていくことは重要であるが、病院施設では在留外国人を対象としたプログラムは実施されていない。また、妊婦と助産師の交流により双方が「楽しかった」と感じることができれば、言語や文化の壁を越えて互いの多様性を受け入れる関係性をつくるきっかけになり得ると考える。

母子の居場所と相談会

所属

職名

責任者名

臨床看護学講座

特任助教

上島 久美子

概要

頼るところが少なく、困難な状況に置かれている母子たちが居場所を利用することで、一時的にでもリラックスできる時間を提供する。また、困った時に相談するハードルを下げ、支援につながるきっかけを創出する。具体的には、母子がリラックスする場所づくり、季節のイベントの開催、オンライン相談や他団体・行政サービスとの連携、食品や物品の配布を実施する。

保健活動交流会及び保健活動・調査支援

所属

職名

責任者名

健康社会医学講座

教授

尾島 俊之

概要

主に静岡県内の行政及び産業現場等の公衆衛生関係者や事業所関係者等の非専門職との連携強化と資質向上を目指す活動。保健活動交流会において、災害時の食の確保に関する講演を予定している。また、地域・産業保健活動の支援として、県内市町保健部局や事業所保健部門への保健活動や調査に関する相談対応や分析支援を実施する。

小児・AYA世代がん経験者とその家族に対するオンラインピアサポートの提供

所属

職名

責任者名

小児科

講師

坂口 公祥

概要

小児・AYA世代のがん経験者とその家族を対象に、オンラインによるピアサポート団体の活用と直接的な交流の場を提供することを目的とする。小児・AYA世代がん経験者(患者本人)およびその家族がオンラインで交流し、情報交換や、共感ができる場として、「小児・AYA世代がんピアサポートサミット@zoom」を開催し、経験者の部と家族の部に分けて情報交換や共感の場を提供する。

不登校の子どもを抱える保護者を対象とした支援活動

所属

職名

責任者名

子どものこころの発達研究センター

特任助教

奥村 明美

概要

不登校児童生徒が増加する中、早期対応が求められる保護者のメンタルヘルス向上と家族支援を目的とする。浜松市教育委員会と共催し、不登校の子どもを持つ保護者を対象に、保護者同士が交流を行い、互いの体験や悩みを語り合うことにより同じ目線・視点からの寄り添いや、分かち合いと共感を目的としたピアサポート座談会を開催する。また、親の子に対する肯定的なかかわりを増やすことをねらった子育て支援プログラムを実施する。

病気の家族を持つお子さんへの支援プログラムの展開

所属

職名

責任者名

小児科

チャイルドライフスペシャリスト

萩原 沙織

概要

病気や障がいを持つ子どものきょうだいが抱える家族分離による寂しさ、病状や見通しについての情報不足による不安を軽減するため、支援プログラムを開催する。楽しい活動や工夫された企画を提供することで、病院のことを知る機会、同じ立場の仲間と出会う機会、自分が大切な存在であるという大切なメッセージを受け取る機会になることを目指す。
また、がんの親をもつ子どもを支えるためのプログラムであるCLIMB®プログラムを参考に、がんの親をもつ子どもたちが、講義や治療室などの見学を通して、がん治療への理解を深めることで、子どもたちの不安な気持ちを和らげることや、親と子のコミュニケーションを促進することを目指す。

NICUを退院した児とその家族の交流会

所属

職名

責任者名

看護部

看護師長

篠田 晴代

概要

わが子がNICUに入院したという同じ経験をもつ家族が横のつながりを作ることで、退院後の家族が抱く子育ての困難や不安を軽減することを目的とする。NICU退院後の支援充実に向けて、周産母子センターや小児科病棟のスタッフが運営する音楽会やレクリエーションを含めたプログラムを実施し、参加者同士の交流の機会を提供する。また、NICU退院児とその家族の生活や思いを知ることで、今後の家族支援の一助とする。

「①はままつ やさしい保健室」及び「②昨年度教育コンテンツのオンライン活用と改良」

所属

職名

責任者名

次世代創造医工情報教育センター

特任助教

成瀨 愛子

概要 静岡県は外国人住民が多い地域であり、医療通訳が患者と医師の橋渡しをする場面もあるが、医療の専門性や制度の違いなど多くの課題がある。安心して医療を受けてもらうには、信頼関係と正確な情報伝達が重要であるため、2つの取組を実施する。
①在日外国人の日々の暮らしへの医療面のサポートを目的とした、外国人も利用できる相談窓口の設置
②医療通訳者の方により良い医学学習の機会を提供することを目的とした、医療通訳士向け医学教育本(昨年度出版)の普及と改良

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