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副学長(研究担当)挨拶

副学長(研究担当)北川雅敏

 令和2年度より研究担当副学長を仰せつかりました北川雅敏です。私の専門は分子生物学で、これまで細胞の増殖や分化、がん化や転移の分子メカニズム等の研究をしてまいりました。微力ながら本学の研究の推進に貢献すべく、この場をお借りして一言ご挨拶をさせていただきます。
 本学は研究において、その建学の理念に基づき、独創力に富む研究者を養成し、独創的研究と新しい医療技術を開発することを目指しております。特に医学部の基礎、臨床および看護の各講座、光尖端医学教育研究センター、子どものこころの発達研究センター、国際マスイメージングセンター、産学連携・知財活用推進センター等の研究関連センターが医学研究及びその応用に取り組んでまいりました。その結果、基礎医学および臨床医学での多くの研究成果に加え、本学の特色であるナノスーツ研究および光やイメージング技術の医学/医療応用研究等において実用化を含む注目すべき研究成果を上げてきました。一方で本学はさらに進化していかなければなりません。研究をどんな方向に、どのように進化すべきかは難しい問題ではありますが、本学がこれまで積み上げてきた光やナノスーツを含むイメージング関連研究の熟成に加えて、それら以外の基礎臨床横断的な研究のさらなる促進が必須であります。また私は科学の発展は研究者の能力とその多様性に依存していると考えています。よって、大学が若手の選抜支援や戦略的研究により、独創的で優れた研究をさらに育てるべきと考えています。それらを実行するために令和2年度より新たに研究戦略室を設置します。ここでは各研究室を回って研究の現状と展望をヒアリング(研究室ラウンド)し、若手研究および新たに芽吹きつつある独創的で優れた研究の発掘と支援を行います。さらに学内共同研究の提案、創薬を含む医学応用までの研究戦略の立案と支援をしていきます。
 現在本学は非常に雰囲気が良く、一丸となって目標に邁進できる状況であります。これまでの経験を生かし、本学研究の進展および進化に少しでも貢献したく尽力させていただく所存です。皆様のご指導、ご支援、ご協力をいただければ幸いです。

令和2年4月  副学長(研究担当) 北川 雅敏