教授　渡井いずみ

公衆衛生看護学は保健師の看護活動について学ぶ領域です。人々の健康レベルやQOLの向上を目指す看護学であり、予防活動を主とします。看護の対象は、地域で生活する全ての人々、そして人々の生活の場である地域（＝コミュニティ）です。コミュニティには、地域、職場、学校など人々が生活する多様な場所が含まれます。医療機関とは異なり、より身近な場で日々を営む乳幼児から高齢者までのあらゆる発達段階、様々な健康レベルにある人々を対象とし、個別課題に応じた支援から、集団への支援さらには地域づくりや組織支援などケアシステム構築を目指した看護活動を企画・実施・展開します。