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国際誌「JTO Clinical and Research Reports」に研究成果が公表されました

2021年11月10日

肺がんにおけるドライバー遺伝子異常と免疫治療の関係を解明

 本学内科学第二講座の吉村克洋医師、臨床薬理学講座の乾直輝教授らは、腫瘍病理学講座(椙村春彦教授)らとの共同研究により、非小細胞肺がんにおける主要なドライバー遺伝子の一つであるMET遺伝子の増幅と免疫チェックポイント阻害剤の治療効果の関係について前向きコホートを用いて解明しました。
 ドライバー遺伝子異常を伴う肺がんは免疫治療が効きにくいことが知られていましたが、本研究ではMET遺伝子増幅の有無で、免疫チェックポイント阻害剤の効果に有意な差がないことを明らかにし、MET遺伝子増幅を伴う肺がん患者さんでも免疫治療が有効な治療選択であることを示唆する画期的な研究成果として評価されました。

 この研究成果は、国際誌「JTO Clinical and Research Reports」に日本時間10月7日にオンライン掲載されました。

論文情報

論文タイトル:

MET Amplification and Efficacy of Nivolumab in Patients With NSCLC

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