米国医学雑誌「American Journal of Respiratory Cell and Molecular Biology」に研究成果が公表されました
2026年01月26日
マウス肺における胸膜中皮細胞の純粋単離、培養、及び
生体内における系譜追跡に成功
本学再生・感染病理学講座の遠藤亮和大学院生、榎本泰典助教、岩下寿秀教授らの研究チームは、マウス肺の胸膜中皮細胞*1の細胞表面に存在するタンパクであるMesothelin(MSLN)を同定し、またこれを用いた本細胞の直接単離、培養に成功しました。また、実験的胸膜線維化モデル*2において本細胞を生体内で追跡し、線維化の主役とされる筋線維芽細胞*3へと分化し得ることを明らかにしました。 本研究成果は、米国医学雑誌「American Journal of Respiratory Cell and Molecular Biology」に日本時間2026年1月23日に公表されました。
*1 胸膜中皮細胞:肺を覆う胸膜を構成する細胞。従来、高純度の単離は困難であった。
*2 実験的胸膜線維化モデル:マウスなどの実験動物の胸腔内に特殊な薬剤を注入し、胸膜に線維化(コラーゲンなどが過剰に蓄積する状態)を誘導する実験システム。
*3 筋線維芽細胞:コラーゲンなどの細胞外基質の産生能が高い間葉系(非上皮)細胞。線維化の主役となる。
論文情報
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論文タイトル: |
Pure Isolation, Culture, and Postinjury Lineage Tracing of Mouse Visceral Pleural |
| DOI: | 10.1093/ajrcmb/aanaf002 |
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