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国際抗てんかん連盟の学術雑誌「Epilepsia」に研究成果が公表されました

2023年11月10日

てんかん発作時の抑制性シナプスではアストロサイトの塩素イオン輸送体が
神経細胞とは逆に発作を抑制することを発見

 本学神経生理学講座の福田敦夫教授(研究当時)、名古屋大学大学院医学系研究科機能形態学講座分子細胞学分野の和氣弘明教授らの研究グループは、グリア細胞の一種アストロサイトが塩素イオン(Cl-)輸送体のNKCC1の働きで、抑制性シナプス伝達の破綻によるてんかん発作において、発作抑制的に働くことを明らかにしました。
 本研究の知見は、NKCC1を阻害する利尿薬のブメタニドによるてんかんや自閉症の臨床治験の方向性に影響を与えるものです。今後のてんかんや自閉症の治療において、神経細胞のNKCC1に選択的に作用する薬剤の開発が期待されます。

 本研究成果は、国際抗てんかん連盟(International League Against Epilepsy: ILAE)の学術雑誌「Epilepsia」に日本時間10月1日付で公表されました。


論文情報

論文タイトル:

Astrocytic NKCC1 inhibits seizures by buffering Cl− and antagonizing neuronal
NKCC1 at GABAergic synapses
URL: http://doi.org/10.1111/epi.17784

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