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Springer-Nature社の医学総合誌「Communications Medicine」に研究成果が公表されました

2023年06月08日

何がリハビリテーションに対する患者の意欲を高めるのか?
~患者・医療者間の意見の一致と相違~

 本学総合人間科学講座(心理学)の田中悟志教授、医学部附属病院リハビリテーション科の山内克哉病院教授、信州大学らの研究グループは、リハビリテーションに対する患者の意欲を高める動機づけ要因について患者・医療者双方の意見をアンケート調査し、その共通点と相違点を検討しました。その結果、最も多く支持された動機づけ要因トップ3は患者・医療者間で共通しており「回復の実感」、「明確な目標の設定」、「患者の生活に関係する訓練」でした。また、医療者に比べて患者は意見の個人差が大きいことも明らかになりました。したがって、臨床では両者に支持される中核的な動機づけ要因の活用に加えて、患者の好みに沿った動機づけも重要であることが示唆されました。


 この研究成果は、Springer-Nature社の医学総合誌「Communications Medicine」に日本時間6月6日に公表されました。



論文情報

論文タイトル:

A Multicenter Explanatory Survey of Patients' and Clinicians' Perceptions of Motivational Factors in Rehabilitation
DOI: 10.1038/s43856-023-00308-7

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