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国際科学誌「Brain, Behavior, and Immunity」オンライン版に研究成果が公表されました

2021年07月07日

免疫応答の重要因子が引き起こす注意欠如・多動性障害の新しいメカニズムを発見

 本学総合人間科学講座(孟紅蕊元大学院生、中原大一郎名誉教授)と埼玉医科大学教養教育学科(村上元講師)の研究グループは、東京福祉大学心理学部、本学神経生理学講座、宮崎大学医学部臨床神経科学講座精神医学分野と共同で、マウスの免疫応答に重要な因子である主要組織適合遺伝子複合体クラスI(MHCI)の機能が欠損すると、ドーパミン受容体が増加し、注意欠如・多動性障害(ADHD)様行動を引き起こすことを発見しました。この発見により、ADHDの新規の発症メカニズムが明らかになり、ADHDに対する新しい予防法や新規治療薬の開発にも繋がることが期待されます。

 この研究成果は、国際科学誌「Brain, Behavior, and Immunity」オンライン版に日本時間7月2日に公表されました。

論文情報

論文タイトル:

Functional MHCI deficiency induces ADHD-like symptoms with increased dopamine D1 receptor expression

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