浜松医科大学数理データサイエンスプログラム
近年、技術の進歩に伴い大量のデータが社会に溢れるようになりました。これらの膨大なデータについて、数理・データサイエンス・AIのスキルを用いてデータ処理・分析を行い医療の現場で利活用できる基礎的素養を身に付けるために、本学では、全学生を対象とした、リテラシーレベルの「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を実施しています。
本プログラムは文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に準拠し構築され、同省より令和5年8月25日付で認定を受けました。(認定期間:令和10年3月31日まで)
数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度:文部科学省 (mext.go.jp)
浜松医科大学申請資料一式(pdf)
本プログラムで身につけることができる能力
・ 一般的な情報に関わる知識の習得
・ 情報技術の沿革から将来への展望
・ 医療、看護、介護、一般生活へ浸透したICTの考え方
・ 情報セキュリティに関わる安全を担保する取り組みや方法論
修了要件
プログラム授業科目を履修し、単位を取得すること
プログラム授業科目と学習内容
・医学科
「データサイエンス(医学科必修 2単位)」、「数理科学Ⅰ(医学科必修 2単位)」
・看護学科
「保健統計学(看護学科必修 2単位)」
授業の方法
各科目とも全15回の講義への出席及びレポート・試験等による成績評価
担当教員の指示による授業外における学習(予習・復習・教材動画視聴)を実施
授業の内容
医学科
- 社会活動により生じるビッグデータ、IoT、データ量の増加、計算機の処理能力の向上、データ駆動型社会
- 医療のみならず経済分野における知識を利用した深層学習の事例、AI最新技術の活用例
- 各種保健衛生・医療から社会経済活動に関わる調査データ、実験データ、1次データ、2次データ など
- データ・AI活用領域の広がり
- 時系列における情報の変動を含めたデータ解析:予測
- 統計的な視点では解析しがたい情報をAIにて出来ることや、今のAIでできることとできないこと、AIとビッグデータ
- データ・AI利活用事例紹介
- 個人情報保護や特定個人情報保護
- データ倫理:データのねつ造、改ざん、盗用、プライバシー保護
- 情報セキュリティ、暗号化、パスワード、悪意ある情報搾取、情報漏洩等によるセキュリティ事故の事例紹介
- データの分布と代表値、データのばらつき、観測データに含まれる誤差の扱い、相関と因果
- データ表現、データの図表表示
- データの集計、データの並び替え
看護学科
- 社会活動により実装された環境データ、人の生活環境や生育に関わり存在するビッグデータ、IoT、データ量の増加、計算機の処理能力の向上、データ駆動型社会について
- 医療や公衆衛生など深層学習の事例、AI最新技術の活用例
- 生活環境や社会全般、そして保健調査データ、実験データ、1次データ、2次データ
- 人と関わる生活や環境全般との相互関係の問題点について情報的視点でデータとしての取り扱いデータ解析:予測
- 統計的な視点だけでなく、今のAIでできることとできないこと、AIとビッグデータ
- 保健衛生データ・AI利活用事例紹介
- 個人情報保護や特定個人情報保護
- 医療領域を中心として社会全般のデータ倫理:データのねつ造、改ざん、盗用、プライバシー保護
- 情報セキュリティ、暗号化、パスワード、悪意ある情報搾取、情報漏洩等によるセキュリティ事故の事例紹介
- データの分布と代表値、データのばらつき、観測データに含まれる誤差の扱い、相関と因果
- データ表現、データの図表表示
- データの集計、データの並び替え
実施体制
プログラムの運営責任者 |
副学長(教育担当) |
プログラムの改善・進化 |
次世代創造医工情報教育センター |
プログラムの自己点検・評価 |
次世代創造医工情報教育センター運営委員会 |
プログラムの自己点検・評価報告書
令和5年度浜松医科大学数理データサイエンスプログラム自己評価.pdf
問い合わせ先
浜松医科大学
次世代創造医工情報教育センター
企画評価課