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第1回地域医療プレ留学 in 伊豆を開催しました

2026年08月20日

 8月1日(土)・2日(日)、本学 地域診療教育システム開発センター/地域家庭医療学講座の主催で、「地域医療プレ留学 in 伊豆」を開催しました。本プログラムは、地域医療の現場を医学部の早期段階で実体験してもらうことを目的として今回初めて実施したもので、本学の医学科2〜5年生が参加しました。
 1日目は伊豆赤十字病院にて、吉田院長より「地域医療の現状と病院の役割」についてのご講演をいただきました。地域医療の定義や地域包括ケアシステムの仕組み、同院が地域で担う役割、伊豆地域を支える医師に求められる姿勢について学んだ後、外来・救急・病棟の連携や多職種チームの動きを実際に見て回る院内見学を行い、地域拠点病院ならではの規模感や介護施設との連携を肌で感じる機会となりました。続いてNPO法人の浅田ファーム様より「農業・地域産業と暮らし・健康」をテーマにご講演いただき、一次産業の視点から伊豆地域を捉え直す時間となりました。その後、本学の医療系サークルNOVALA主催のワークショップで賀茂地域への理解を深めたほか、地域の医療従事者との懇親会ではキャリア選択や地域での働き方・暮らしについて語り合う場となりました。
 2日目は、前日の学びを付箋に書き出し小グループで共有する振り返りセッションからスタートし、その後のグループワークでは「現在の課題」「10年後の予測」「医学生として何ができるか」という3つのテーマについて議論を重ね、成果発表を行いました。プログラム終了後には、修善寺・竹林の小径など周辺エリアでの地域体験・観光の時間も設け、学びの余韻とともに伊豆の風景を楽しみました。
 参加した学生からは、「地域医療や在宅医療に関わる先生方との話の中で、医師の働き方や働く上で大事なことを学べた」「地方では医療従事者の数が少ないため、他職種の仕事の一部も担わなければならないという事実が印象に残った」「今までは漠然と地域医療に興味があるだけだったが、患者さんに寄り添う医療に従事したいという想いを再認識できた」といった感想が寄せられました。また、オブザーバーとしてご参加いただいた先生方からも、「吉田院長の『全力で遠回りをする』という言葉がとても印象的だった」「地域医療では多様なキャリアが生かせることに言及いただき、地域医療に臨む上での不安が軽減した」など、多くのご意見をいただきました。
 本プログラムの実施にあたり、施設見学やご講演、会場のご提供など多大なご協力をいただいた伊豆赤十字病院、浅田ファーム様、宿泊施設Lumberの皆様に、心より御礼申し上げます。今後も静岡県東部を中心に、地域医療を担う医師の育成に向けた取り組みを継続してまいります。

吉田院長ご講演の様子

伊豆赤十字病院 院内見学

グループワーク・成果発表

参加者集合写真