有玉小学校で社会貢献事業「みんなで学ぼう!感染対策2025~きちんとできているかな~」を実施しました
2025年06月18日
6月11日(水)、本学附属病院感染制御センターが企画・主催する社会貢献事業「みんなで学ぼう!感染対策2025~きちんとできているかな~」を浜松市立有玉小学校にて実施しました。医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師が講師となり、6年生105名が楽しみながら感染症予防について学びました。
授業では、微生物を身近に感じてもらい、一緒に暮らしている存在であること、また感染予防の重要性や正しい方法について学ぶことを目的とし、以下の3つの実習を行いました。
1.手洗いの実習
まず、手洗い動画を視聴し、歌に合わせて正しい手洗いの方法を学びました。次に、蛍光塗料入りのクリームを手に塗った後で普段通りに手を洗い、ブラックライトで洗い残しを確認しました。手洗いチェッカーを用いることで、自分では気づきにくい部分の洗い残しが一目で分かり、正しい手洗いの方法を体験的に学びました。
2.環境に潜む微生物の観察
児童たちの生活環境に存在する微生物(スマートフォン、ドアノブ、ペットボトルの飲み残し、ウォシュレットノズルなど)を事前に培養した培地を観察しました。児童たちは、採取する場所によって菌の大きさや増え方が違うことや、身近な場所にも多くの細菌が存在することを目の当たりにし、衛生管理の大切さを実感していました。
3.目に見えない微生物が引き起こす感染症と感染対策の講義
微生物が私たちの体や身の回りにどのように存在しているか、また、それらが引き起こす感染症とその予防法について、わかりやすく講義しました。児童たちは、日常生活の中でどのように感染対策を実践できるかを学びました。
質疑応答では「ギプスの周りには菌がいますか?」「医療関係者は一日にどれくらい手を洗いますか?」「医師や薬剤師、看護師にはどうしてなろうと思ったのですか?」など、実習から学んだ疑問点や、職業についてなど、様々な質問があがりました。また、「実習がとても楽しかった」「今日からもっとしっかり手洗いをしようと思います」「家の掃除をちゃんとしたい」など、嬉しい感想も聞くことができました。
手洗いの仕方を学習
普段の手洗い後、ブラックライトで洗い残しを確認
環境に潜む微生物の観察の様子
医師による講義風景
質疑応答
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