日本消化器内視鏡学会の英文誌「DEN Open」に研究成果が公表されました
2024年08月01日
胃内黒点の正体をNanoSuit技術で解明
本学内科学第一講座の杉浦喜一医師(大学院生)、光医学総合研究所の河崎秀陽准教授、医学部附属病院検査部の岩泉守哉准教授らの研究チームは、胃に出現する黒点に対してNanoSuit光電子相関顕微鏡法(NanoSuit-CLEM) にエネルギー分散型X線分光法(EDS) を組み合わせることで、黒点内部に鉄が沈着していることを明らかにしました。臨床病理学的背景についても同時に検討することで、長年不明であった黒点の成因に迫ることができました。
本研究成果により、胃内黒点の成因や病理学的意義に対する理解が深まり、今後の診断や治療における新たなアプローチが期待されます。
本研究成果は日本消化器内視鏡学会の英文誌「DEN Open」に2024年6月17日に公表されました。
論文情報
論文タイトル: |
Iron deposition in gastric black spots: Clinicopathological insights and NanoSuit-correlative light and electron microscopy analysis |
DOI: | 10.1002/deo2.398 |
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