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米国科学誌「Journal of the American Society for Mass Spectrometry」に研究成果が公表されました

2023年06月23日

鎮痛薬代謝物の新規同定と腎臓における詳細な分布を可視化

 本学国際マスイメージングセンター・細胞分子解剖学講座の瀬藤光利教授らの研究グループは、鎮痛剤であるアセトアミノフェンの新規代謝物(化学反応によって異なる構造になったもの)を同定し、マウスの腎臓内でアセトアミノフェンとその代謝物がどのように分布しているかを明らかにしました。今回の研究成果により、アセトアミノフェンの過剰摂取による腎臓の損傷を予防または軽減するための研究に貢献し、より尿に排出されやすい薬や、分解されにくい/されやすい薬、特定の場所に留まりやすい薬などの開発に展開していくことが期待されます。

 この研究成果は、米国科学誌「Journal of the American Society for Mass Spectrometry」に日本時間6月12日に公表されました。



論文情報

論文タイトル:

Detection of Distinct Distributions of Acetaminophen and Acetaminophen-Cysteine in Kidneys up to 10 μm Resolution and Identification of a Novel Acetaminophen Metabolite Using an AP-MALDI Imaging Mass Microscope
URL: https://doi.org/10.1021/jasms.3c00149

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