国際学術誌「Journal of the Endocrine Society」に研究成果が公表されました
2022年03月08日
子宮内低栄養は精巣機能障害の原因となる:予防可能な環境因子関連疾患の同定
本学緒方勤特命研究教授(浜松医療センター院長補佐)と小児科藤澤泰子病院准教授・小野裕之助教、国立成育医療研究センター分子内分泌研究部深見真紀部長らは、九州大学諸橋憲一郎教授のグループと共同で、子宮内低栄養におかれた雄マウスが出生前に男性ホルモン分泌不全を、そして出生後に精子数減少を示すことを世界で初めて見出しました。これは予防可能な環境因子による精巣機能障害が存在することを示すものであり、女性の低栄養状態(やせ願望)の是正に向けた社会啓発活動の重要性を認識させるものです。
この研究成果は「Journal of the Endocrine Society」に3月8日に公表されました。
論文情報
論文タイトル: |
Intrauterine hyponutrition reduces fetal testosterone production and postnatal sperm count in the mouse. |
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