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英国王立化学会誌「Food & Function」に研究成果が公表されました

2022年02月04日

従業員食堂で大豆製品の料理を1回選択するとLDL-コレステロールが0.16mg/dL 低下
―電子清算システムによる客観的食事評価を用いた実生活における研究より―

 本学健康社会医学講座の中村美詠子准教授と金城学院大学、福岡女子大学、トヨタ自動車株式会社の共同研究チームは、カフェテリア方式の従業員食堂に機能性食品(大豆製品、大麦ごはん、高カテキン緑茶)を導入し、心血管代謝値の変化との関連を検討しました。その結果、大豆製品の摂取が1 回増えると、LDL-コレステロールは0.16mg/dL 低下すること、大麦ごはんの摂取が1 回増えると、収縮期血圧は0.11mmHg 低下、ヘモグロビンA1c は0.003%低下する傾向が明らかになりました。本研究の結果より、従業員食堂への機能性食品の導入という食環境改善が、労働者の健康の維持増進に役立つことが期待されます。

 この研究成果は、英国王立化学会誌「Food & Function」に、1月31日に公表されました。

論文情報

論文タイトル:

Association between functional foods and cardiometabolic health in a real-life setting: A longitudinal observational study using objective diet records from an electronic purchase system

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