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国際学術雑誌「Acta Neuropathologica Communications」に研究成果が公表されました

 本学再生・感染病理学講座の小杉伊三夫准教授らの研究グループは、CMVが発育期の大脳神経細胞に感染するメカニズムの一端を解明しました。胎児期の脳にウイルスが感染すると脳発達障害を起こすことがあります。その様なウイルスの中でも、CMVは最重要と考えられています。脳細胞の中でも神経細胞へのウイルス感染は、脳発達に大きな影響を及ぼすと推測されます。動物実験でマウス胎仔にCMVを感染させると、生まれて1〜2週 (ヒト妊娠19〜24週に相当) の大脳では、神経細胞だけにCMVの感染が認められることは、本学筒井祥博名誉教授が初めて明らかにしました。その後研究グループは、脳形成期の幼若な状態から成熟に向かう神経細胞にCMVが感染し易いことを報告してきました。しかし、この特定の時期の神経細胞がどうしてCMVの標的となるのかは謎のままでした。今回、CMV感染で重要な役割を担うウイルス蛋白であるCMV-E1蛋白が、発育期の大脳神経細胞で発現するのに必須なメカニズムを解明しました。

 この研究成果は、国際学術雑誌「Acta Neuropathologica Communications」に日本時間2021年3月9日に公表されました。

  ウイルス感染が脳発達障害を起こすメカニズムの一端を解明