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「CAR-T細胞(キムリア)療法」を開始しました

 本学医学部附属病院は、再発または難治性の白血病とリンパ腫の一部に対する遺伝子改変技術を利用したがん免疫療法である「CAR-T細胞(キムリア)療法」の提供可能施設として認定されました。

 この治療は、患者さんの血液から採取した免疫細胞の1つであるT細胞に遺伝子改変操作を行い、CAR(キメラ抗原受容体)と呼ばれる特殊なタンパクを保有するCAR-T細胞を作成し、増殖させた後、患者さんに戻します。CARは、がん細胞などの表面に発現する特定の抗原を認識し、攻撃するように設計されており、キムリア(一般的名称「チサゲンレクルユーセル」)は、患者さんの体内で、白血病やリンパ腫細胞の表面にあるCD19という抗原をCARを使って認識し、がん細胞を攻撃します。

 治療には、診療科に加え、再生医療に関する法律に基づき、製造と品質管理を行う無菌細胞調整室(CPU)、細胞分離を行う血液浄化療法部、そして特殊な副反応の管理を行う集中治療室や医療安全部門を備えた高度な医療チームが必要です。本院は、静岡県で初めて(日本では23番目)本治療の提供可能施設となりました。

 CAR-T細胞療法は、がん免疫療法として有効性が期待 される反面、重篤な副反応が起きる可能性もあり、現在、診療を受けている主治医とよく相談することが重要です。この治療に関するお問い合わせは、現在治療を受けているかかりつけの医療機関を通してご相談ください。ご相談の際には、本院の小児科、または血液内科宛に診療情報提供書が必須となります。

 本院では、遺伝子細胞治療の研究を継続して行い、先進的な高度医療を安心安全のもと、皆様方に提供していきます。

浜松医科大学医学部附属病院

本件のお問い合わせ先:地域連携室        
TEL:053-435-2637(平日 8:30~18:00)