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英文科学誌「Rapid Communications in Mass Spectrometry」に研究成果が公表されました

2021年04月15日

極小の貫通穴があいたアルミナ基板を用いることで従来の精密質量分析手法よりも高い再現性でリン脂質を測定する方法を開発 ~生体組織中のリン脂質を質量分析で安定して測定することに貢献~

 本学細胞分子解剖学講座の瀬藤光利教授らの研究グループは、スルーホール型アルミナ膜(DIUTHAME)を用いたフーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析計(FT-ICR MS)により、マウス脳組織中のリン脂質を従来の2,5-ジヒドロキシ安息香酸を用いた方法よりも安定して測定することに成功しました。

 この研究成果は、浜松ホトニクス株式会社と光産業創成大学院大学との共同研究として行われ、2021年3月2日に英文科学誌"Rapid Communications in Mass Spectrometry"に掲載されました。

論文情報

論文タイトル:

Desorption ionization using through ‐ hole alumina membrane offers higher reproducibility than 2,5‐dihydroxybenzoic acid, a widely used matrix in Fourier transform ion cyclotron resonance mass spectrometry imaging analysis

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