国際学術雑誌「Respiratory Research」に研究成果が公表されました
2020年11月16日
気道上皮の線毛運動は、インフルエンザウイルス感染の初期よりウイルスの体外排泄に貢献
本学内科学第二講座の神谷陽輔医員・藤澤朋幸助教・須田隆文教授らは、細胞分子解剖学講座(瀬藤光利教授)、ウイルス・寄生虫学講座(鈴木哲朗教授)、広島大学解剖学及び発生生物学講座(池上浩司教授)らとの共同研究により、インフルエンザウイルスが気道に感染すると、早期より線毛運動が活性化してウイルス排泄に寄与することを世界で初めて見出しました。これは、ウイルスが気道内に侵入した際、体外にいち早くウイルスを排泄するために生体が兼ね備えた重要な防御応答と考えられます。
この研究成果は、国際学術雑誌「Respiratory Research」に10月27日に掲載されました。
論文情報
論文タイトル: |
Influenza A virus enhances ciliary activity and mucociliary clearance via TLR3 in airway epithelium. |
大学の関連ページ