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リンパ浮腫に関する医師主導治験の開始

2019年09月12日

 本学は千葉大学、横浜市立大学、岡山大学と共同で医師主導治験"HAMAMATSU-ICG study"を開始しました。
 インドシアニングリーン(Indocyanine green)という色素を足や手の皮膚に注射し、この色素が蛍光を発してリンパ管内を流れる性質を利用し、赤外線カメラで蛍光イメージとしてリンパの流れをリアルタイムで観察します。この方法を用いて四肢がむくむ病気であるリンパ浮腫の診断と、その治療手術であるリンパ管と近傍の静脈とを顕微鏡下でつなぐリンパ管―静脈吻合手術におけるリンパ管蛍光撮影の有用性を調べる予定です。
 HAMAMATSU-ICG studyはHArmonised Medical Assessment of lyMphoedemA based on The diagnoStic Usefulness of fluorescent lymphangiography with IndoCyanine Green (HAMAMATSU-ICG) study の略であり、浜松の名前を冠した初めての臨床試験として成果を世界に向けて発信する予定です。

 医師主導治験"HAMAMATSU-ICG study"の開始