教育

Education

教育活動

担当科目

学部授業科目

  • 成人の発達と看護の役割
  • 急性期健康問題と看護
  • 回復期健康問題と看護
  • 慢性期健康問題と看護
  • 成人看護学演習
  • 成人看護学実習

大学院授業科目

  • 専門科目 成人・老人看護学
  • 専門科目 クリティカルケア看護

成人看護学では何を学ぶのでしょう

 成人看護学は青年期・壮年期層の人々を対象とした、臨床看護学の一分野です。青年期・壮年期層は、家族、職場および地域社会で中核的な役割を担い、社会的経済的に要となる人々です。その人々が健康で、あるいは疾病や障害を持ちながらでも社会経済的な生活を可能にし、その重要な役割を担えることを目標として講義・演習、実習、および卒業研究を通して学びます。
 成人看護に限らずまず大切なことは、患者さんやご家族に対して誠意と専門的視点にたった関心を持つことです。そして、成人期の発達段階ならびに健康障害と看護に関する知識と技能を身につけていくことです。医療が専門化・高度化していく中で確かな知識と技能を持つことは大変重要です。また、患者さんの心に寄り添って、患者さんと同じ方向に向いてサポートしていく優しさは常に看護者に求められているものです。

どうやって学ぶのでしょう

学習期間

 浜松医科大学看護学科の学生は、2年前期から4年前期まで約2年半に亘り成人看護学を講義・演習・実習を通して学習します。また卒業研究は4年次に行います。

講義

 2年生の4月から3年生の11月まで講義形式で成人看護学を9単位(うち2単位は選択)履修します。

実習

 講義で成人期の人々の健康維持と増進、および健康障害に関する基礎的な看護知識と看護技術を修得後、その実践的な応用を目的に付属病院で臨地実習6単位(6週間)履修します。 実習は急性期(外科系病棟)、慢性期(内科系病棟)、回復期(整形外科、脳外科病棟など)と分けて、それぞれ患者さんを1人受持ち、看護情報のアセスメント、看護診断(看護問題リストの抽出)、看護計画の立案、作成した看護計画に基づく看護介入、看護評価という実践的学習を通じて、成人期を対象とした看護過程の基礎的な展開方法を学習します。

卒業研究

 卒業研究では、講義・実習を通して自分が関心を持った課題を追究します。特に成人看護学では、急性期・慢性期・回復期・終末期にある成人を対象とした看護に関して学びを深める研究を行います。

大学院では何を学ぶのでしょう

 本学の大学院では成人看護学は、看護の専門分野の「成人・老人看護学、成人看護学領域」に位置づけられます。看護研究・看護理論などの共通科目に加え、成人看護学領域では、成人看護学特論・急性期看護学特論などの講義と演習を行います。そして、特別研究(修士論文)を作成します。また高度看護実践コースを設けて、CNSコース(クリティカルケア看護)に対応した授業科目を開講しています。

成人看護学 文献抄読会

 成人看護学では、大学院生・教員による勉強会を2週間に1回開催しています。

  • 最新のトピックスに関する文献検討
  • 各自の行なっている研究に関する報告およびディスカッションなどを行っています。