教育

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構成員紹介

教授  前田 達哉 (まえだ たつや)

NO DATA
専門領域
 分子細胞生物学
所属学会
 日本分子生物学会,日本農芸化学会,酵母遺伝学フォーラム(世話人),
 日本プロテインホスファターゼ研究会(世話人),酵母細胞研究会(監事)


 これまで一貫して細胞内シグナル伝達に関する研究に携わってきました。現在は,ラパマイシン(シロリムス)の標的であるTORC1キナーゼ複合体の活性制御機構を主要な研究テーマとしています。
 TORC1は細胞成長と代謝を制御しているシグナル伝達因子です。栄養や増殖因子などを感知して活性化されたTORC1は,さまざまな基質のリン酸化を介して同化を促進します。さらに,発生・分化・神経機能・癌・免疫・生活習慣病・老化などへの決定的な関与が示されて,幅広い関心を集めるようになりました。
私たちはTORC1の活性制御機構について研究しています。特に栄養が細胞内でどのように検知されTORC1を活性化しているかに興味をもって研究を進めています。これまでの業績については,Google Scholarを参照してください。 



特任助教  谷川 美頼 (たにがわ みらい)

NO DATA
専門領域
 
所属学会
 



教務員  山濱 由美 (やまはま ゆみ)

NO DATA
専門領域
 昆虫発生学,超微形態学
所属学会
 日本動物学会,日本発生生物学会,日本蚕糸学会,
 医学生物学電子顕微鏡技術学会


 生物の形は多種多様とは言うけれど、目に見える形だけがすべてではなく、電子顕微鏡を使ってやっと見える構造もある。これまでずっと卵ばかり研究してきたが、昆虫の複眼など出来上がった形態の美しさ、精巧な構造の中に潜むナノスケールレベルの構造の物凄さに驚かされている。一体こんなところにこんなものをどうやって作ったの???電子顕微鏡を見ながらブツブツ独り言をいう今日この頃である。



教務員  堀口 弘子 (ほりぐち ひろこ)

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専門領域
 動物生理学
所属学会
 動物学会,進化学会,比較生理生化学会


 医学科1年生の生物学実習を担当しています。実習の最初に行うウシガエルの解剖では、解剖実験が初めてだという人も多く、学生も教員も毎年苦戦しています。
 研究では「環世界」をキーワードに、フナムシとゲンジボタルを用いて実験を行っています。フナムシは甲殻類等脚目の生き物です。等脚目の仲間は、海・陸・淡水・高山など非常に多様な環境に生息していて、その形態や大きさも様々です。ある種の動物が非常に広い環境に生息できるのはなぜか、あるいは限られた範囲の場所にしか生息できないのはなぜかという疑問を、フナムシを用いた生理学的なアプローチによって解明することを目指しています。また、夜行性昆虫であるゲンジボタルは、日没から深夜にかけて活動し、緑色の光の点滅によってオスとメスが交信します。ホタルが示すこれらの行動を、視覚を解析することによって明らかにすることを目指しています。



技術専門職員  外山 美奈 (とやま みな)

技術専門職員 外山美奈
専門領域
 視覚生理学
所属学会
 日本動物学会


  医学科1年の実習を担当しています。カエルの解剖の指導歴が長くなり、人間の体のことは詳しくわかりませんが、カエルの体ならば内臓はもちろんのこと、骨や筋肉,血管に至るまで大変詳しくなりました。  研究面では、主に視物質発色団の高速液体クロマトグラフィー分析を担当しています。目の中には視細胞があり、光はまずこの視細胞に存在する視物質で捉えられます。視物質はタンパク質部分であるオプシンと発色団であるレチナール類で構成されています。今は甲殻類端脚目のヨコエビ類の視覚について興味を持って研究しています。ヨコエビ類は超深海から高山まで、海水域、淡水域、陸上にも生息している種がおり、それらの発色団を網羅的に解析することにより、視覚機能がどのようにその様々な光環境に適応していったのかを解明したいと考えています。