University Introduction
「動物の愛護及び管理に関する法律」は、同法律の附則第9条により5年を目途として施行の状況を踏まえ、必要があるときには改正を行っており、平成18年の改正において、初めて動物実験に関する項目が明文化されました。平成24年の改正時には、政府内および与野党内で動物実験に関して様々な議論が行われ、最終的には変更は加えられなかったものの、研究機関による自主管理の取り組みの推進や実験動物の福祉の実現に努めることなどが衆参両院の附帯決議として定められました。
このような状況を踏まえて、文部科学省の指導の下、国立大学法人動物実験施設協議会(国動協)の会員である浜松医科大学は、「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」(平成18年文部科学省告示71号)第6第3項に定められた情報公開を推進するために以下の項目の情報公開を行います。
目 次
1.機関内規程
2.自己点検評価の結果
3.外部検証の結果
4.飼養および保管の状況
(1)動物種(哺乳類、鳥類、爬虫類)
(2)動物数(毎年の特定日の使用数または一日当たりの平均飼養数)
(3)施設の情報(飼養保管施設の総数ならびに主要な飼養保管施設の名称)
5.その他
(1)実験計画書の年間の承認件数
(2)教育訓練の実績(実施月日、実施内容の概略、参加者数)
(3)動物実験委員会(所属部局、専門分野および委員の役割)
(4)組織体制
(5)防災対策
本 文
令和3年度の自己点検・評価報告書は、令和4年7月の本学動物実験委員会で承認されました。
令和3年度 動物実験に関する自己点検・評価報告書(HP用国動協).pdf
ここに公表する外部検証の結果は、平成28年度の国動協・公私動協相互検証プログラムによって行われた外部検証の結果です。
令和3年度に飼養保管または使用された動物種は以下の9種です。
マウス、ラット、ウサギ、モルモット、コモンマーモセット、ブタ、マカクザル
令和3年度の年間購入動物数および特定日あたりの飼養動物数は下記のとおりである。
実験動物の種類 | 年間購入動物総数 | 特定日1日当たりの飼育頭数 |
マウス:普通動物 | 4,909 | 1,221 |
マウス:遺伝子改変動物 | - | 5,166 |
ラット:普通動物 | 795 | 184 |
ラット:遺伝子改変動物 | - | 140 |
ウサギ | 2 | 2 |
モルモット | 38 | 46 |
マカクザル(カニクイザル) | 4 | 9 |
マーモセット | 0 | 43 |
ブタ | 16 | 0 |
動物実験施設 | 53 |
サイクロトロン棟 | 1 |
合計 | 54 |
新規に承認された計画書91件である。
回 | 実施日 | 参加者数 | 備考 |
1 | 2021年 4月 5日 | 3 | |
2 | 4月12日 | 2 | 外国人対象英語講習 |
3 | 4月14日 | 4 | |
4 | 5月 7日 | 3 | |
5 |
6月 2日 | 1 | 外国人対象英語講習 |
6 | 6月 3日 | 3 | 基礎配属医学科3年生対象 |
7 | 7月 5日 | 1 | |
8 | 8月 5日 | 2 | |
9 | 8月19日 | 3 | 基礎配属医学科3年生対象 |
10 | 10月 4日 | 1 | |
11 | 10月25日 | 2 | |
12 | 11月 4日 | 5 | |
13 | 12月 6日 | 4 | |
14 | 12月 9日 | 1 | 外国人対象英語講習 |
15 | 2022年1月5日 | 2 | |
16 | 1月12日 | 1 | |
17 | 2月3日 |
3 |
|
18 | 3月7日 | 3 | |
合計 | 44名 | R02年度は158名 |
実施内容の概略
役割 | 氏名 | 所属 | 規程第6条に基づく役割(専門分野) |
委員長 | 鈴木 哲朗 | ウイルス・寄生虫 | 医用動物支援資源部 部長 |
副委員長 | 高林 秀次 | 医用動物支援資源部 | 医用動物支援資源部 副部長 |
委員 | 華表 友暁 | 細胞分子解剖学 | 実験動物に関して優れた識見を有する者 |
委員 | 永田 年 | 看護学科 | 実験動物に関して優れた識見を有する者 |
委員 | 新村 和也 | 腫瘍病理学 | 動物実験に関して優れた識見を有する者 |
委員 | 馬場 聡 | 病理部 | 動物実験に関して優れた識見を有する者 |
委員 | 船井 和仁 | 外科学第一講座 | 動物実験に関して優れた識見を有する者 |
委員(学外) | 犬塚 博之 | 静岡県動管センター | 有識者(獣医学) |
委員 | 大磯義一郎 | 法学 | 学識有識者(倫理学) |
委員 | 青島 拓也 | 医用動物支援資源部 | 飼育技術者 |
動物実験委員会を中心として、動物実験責任者、管理者・実験動物管理者および学長との関係を図として示した。
【組織体制図 】
a.緊急対応マニュアルでは、人身の安全確保、法令遵守の確保およびライフラインの確保について定めている。また、b.被災(地震)を想定した動物への対応と発災後の対応マニュアルでは、特に実験動物への対応について定めている。
a. 緊急対応マニュアル | 浜松医大光尖端医学教育研究センター医用動物資源支援部 緊急対応マニュアル![]() |
b. 被災(地震)を想定した動物への対応と発災後の対応マニュアル | 被災(地震)を想定した動物への対応と発災後の対応![]() |