学生表彰式を行いました
2025年12月12日
12月1日(月)、講義実習棟特別講義室にて、本学医学部学生表彰式を行いました。
課外活動、その他活動(研究活動等)において、特に顕著な成績を収めた学生・団体に対し、渡邉学長から表彰状を授与しました。
■ 課外活動における表彰(4件)
1.久保田真央(医6)
IFMSA-Japan代表として、日本の医学生の国際的な視野を広げる活動を推進。全国でイベントを開催し、組織の活性化と認知度向上に貢献。国際交流や学びの機会を創出し、グローバル医療人材の育成に寄与した。
※IFMSAは1951年にヨーロッパで設立され、WHO(世界保健機構)、WMA(世界医師会)をはじめとする国際機関と公式な関係を結んでいる、唯一の学生団体。2025年3月時点で130以上の国と地域が加盟し、130万人以上の学生が参加している。
2.硬式庭球部
直近の3年間で、男女ともに下記の通り優れた成績をおさめた。
| 【男子部】 ・東海医歯薬テニス大会(団体戦) ・西日本医科学生総合体育大会(団体戦) |
令和4~6年度 令和7年度 |
優勝 準優勝 |
| 【女子部】 ・東海医歯薬テニス大会(団体戦) ・西日本コメディカル大会(団体戦) |
令和4・6年度 令和5年度 令和5年度 令和6年度 |
優勝 第3位 第3位 準優勝 |
3.星野允里・山田蘭世・石塚心那・尾上夏野
下記の大会等で優秀な成績を残した。
・西日本コメディカル学生水泳競技大会 女子総合優勝
4×50mフリーリレー優勝
4.HERUS(ヘルス Hamamatsu ER UltraSound)
第17回日本ポイントオブケア超音波学会学術集会における「第3回Student POCUS League」で優勝し、池谷拓巳がMVPに選出され、団体・個人両方で高い評価を受けた。学内外での活動を通じて学生の技術向上に大きく貢献するとともに、医学教育における学生主体の取り組みの模範となっている。
■ その他活動(研究活動等)における表彰(3件)
5.坂野有梨(医6)
本学で開発された電子顕微鏡技術「ナノスーツ-CLEM法」を用い、子どもに多いウイルス性皮膚感染症・水いぼの原因ウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)を、通常の病理検査で使う皮膚組織標本上で高精度に可視化することに成功した。角質層がウイルスからのバリアとして機能し、このバリアが破綻するとウイルスが皮膚内部へ侵入しやすくなることを視覚的に示し、感染メカニズムの視覚的証拠を世界で初めて提供した。筆頭著者として国際誌「Immunity, Inflammation and Disease」に掲載され、静岡新聞でも紹介されて学生研究や基礎配属の意義を示した。
6.髙木柊哉(医3)
東京保険医協会主催「医学生・ 若手医師論文コンクール」において、「医学生の特定診療科枠に対するイメージに基づく、学生 視点からの診療科偏在対策の提案」という論文を投稿した。本論文では、全国の医学部生に対して特定診療科枠に関するアンケートを実施し、医学部生の特定診療科枠に対するイメージをもとに診療科偏在対策の新しい手法を学生の視点から検討した。本論文は、高く評価され、最優秀賞を受賞した。
7.萩野翔太(医5)
掛川市の母子保健データを活用し、妊婦の精神的状態と低出生体重児(LBW)出生との関連性を明らかにする研究を行った。
本研究では、母子健康手帳交付時の自記式質問票に含まれる「イライラ感」に着目し、それが出産結果に与える影響を統計学的に検証し、妊婦のイライラ感がLBW と有意に関連することを示した。 本研究成果は、妊婦支援の現場での実用性を備え、社会的波及効果が大きいものであり、「東海公衆衛生雑誌」(査読付き学術誌)に筆頭著者として掲載された。


